「USCPAって会計のプロが取る資格じゃないの?」「文系出身、しかも未経験だけど受けられるの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。結論から言うと、USCPAは文系出身でも、会計未経験でも十分に取得可能な資格です。
この記事では、文系・未経験でもUSCPAを目指せる理由を、制度・勉強方法・キャリア視点から解説します。
USCPAは“誰でも挑戦できる”資格
USCPA(米国公認会計士)は、アメリカの各州が認定する国際的な会計資格です。
特徴の1つは、受験要件が柔軟であり、職歴や専門知識がなくても出願できる可能性があるという点。
▶ USCPAの出願要件(簡易版)
- 必要なのは学位と単位数(大学での履修)
- 職歴は不要。会計実務経験がなくてもOK
- 高校卒業後+専門学校でも「単位を満たせば」出願可能
- 学士号がなくても、単位を追加取得すれば受験資格が得られる
つまり、文系学部の卒業生や、会計とは無縁のキャリアの方でも、「学歴と単位条件さえ整えば受験できる」のです。
こちらでUSCPAの出願要件詳細版もまとめていますので、CHECKしてみてください。
文系・未経験者がUSCPAを選ぶべき3つの理由

1. 科目合格制で計画的に進められる
USCPAは4科目に分かれており、一度にすべてを受験する必要がありません。
働きながら・子育てをしながら・留学せずにでも、自分のペースで進められるのが最大の魅力です。
2. 英語力を活かしてキャリアの幅を広げられる
TOEIC700点前後でも十分合格が狙えるレベル。
逆に言えば、「英語が得意な文系こそ、USCPAの学習に適性がある」ともいえます。
3. 日本の会計士より短期間・低コストで現実的に取れる
日本の公認会計士試験は合格まで2〜3年、3000時間以上の学習が必要とされますが、USCPAなら1〜1.5年/800〜1200時間程度で合格可能です。
実際にUSCPAを取得した文系出身者の声
公安系公務員から民間企業へ転職し、半年でUSCPA合格
出身:公安系公務員(文系)
- 学習期間:約半年間、平日10時間の学習
- 学習方法:講義動画視聴後、MC(Multiple Choice)を2周し、TBSや直前対策を実施。まとめノートは作成せず、MCを繰り返し解くことで理解を深めた。
- 結果:未経験から大手監査法人への転職を実現
会計知識ゼロから1年半で全科目合格し、キャリアチェンジ
出身:大学の経済学部卒業後、日系企業の事務職
- USCPAを目指した理由:夫のアメリカ留学に伴い退職し、将来のキャリア設計を考えた結果、専門スキルを身につけるためにUSCPAを選択
- 学習期間:約1年半
- 結果:全科目合格後、キャリアの幅が広がり、専門職への転職を実現
TOEIC470点、経理未経験から2年9ヶ月で全科目合格
出身:英語力に不安があり、経理未経験
- 学習期間:2021年2月〜2023年10月の2年9ヶ月、トータルの勉強時間は単位取得含め2,840時間
- 学習方法:FAR受験で4回、AUD受験で7回の挑戦を経て合格。試験直前にはMCを繰り返し解き、理解を深めた。
- 結果:全科目合格を達成
文系・未経験者におすすめの学習戦略
- 最初に簿記2〜3級レベルの基礎から始める
- 日本語解説が充実した予備校を選ぶ(アビタス)
- 1日1〜2時間×1年間の計画を立てる
- FAR(財務会計)から始めて全体像を把握する
- BECなど比較的得点源になりやすい科目で自信をつける
学歴が不安な方も「単位取得プログラム」で出願可能
たとえば以下のような方法で「受験資格を満たすための追加単位」が取得できます:
方法 | 内容 |
---|---|
通信制大学 | 会計・ビジネスの単位をオンラインで追加履修 |
提携予備校の単位取得プラン | USCPA予備校経由で単位取得+出願まで支援 |
海外大学の単位認定制度 | 州によってはオンライン大学の単位も可 |
つまり、学歴の不安は“学習意欲と環境で補える”というのがUSCPAの魅力です。
USCPAは文系・未経験からでも挑戦できる国際資格

- 会計未経験でも、出願条件を満たせば受験可能
- 英語を活かしたい文系出身者にこそおすすめ
- ステップを踏めばキャリアチェンジ・年収アップも現実的
「私は文系だから無理かも…」と諦めるのはもったいない!
USCPAは、今の学歴や職歴に関係なく、“これからの意志”で挑戦できる資格です。