USCPA(米国公認会計士)は、いま社会人・学生・転職希望者から幅広く注目されている国際資格です。
この記事では、
- なぜ今、USCPAが再評価されているのか?
- 資格取得のメリットはどこにあるのか?
- どのようなキャリアが描けるのか?
- そして、AI時代における将来性は?
といった疑問に、最新の統計・市場動向・実例・比較データを交えながら徹底解説します。
USCPAとは?いま注目されている理由【2025年版】
1. グローバル会計ニーズの拡大

- IFRSやUS GAAP対応が求められる企業が増加
- 日系企業の海外展開、M&Aの増加で「英語で会計ができる人材」の需要が拡大
国際ビジネスに対応できる会計人材は、今後10年でさらに価値が高まると予測されています
(出典:Deloitte Global Human Capital Trends 2024)
2. 国内の転職市場でもUSCPAの評価が上昇中
国内主要転職サイト(ビズリーチ/JACリクルートメント/doda)より調査
資格保有者 | 想定年収(平均) | 年収レンジ |
---|---|---|
USCPAホルダー | 約850万円 | 600〜1,200万円 |
簿記1級保持者 | 約550万円 | 400〜800万円 |
公認会計士(日本) | 約1,000万円 | 700〜1,500万円 |
3. 働きながらでも現実的に目指せる
比較項目 | 日本の公認会計士 | USCPA |
---|---|---|
学習時間 | 3,000〜4,000時間 | 約1,000時間 |
合格率 | 10〜15% | 各科目 40〜60% |
試験制度 | 一発合格 | 科目合格制(最大18か月保持) |
- 社会人でも1〜2年で合格可能
- 合格率が高めで、戦略次第で確実に狙える資格
USCPA取得者の実例|どんなキャリアを歩んでいる?
以下は、私の周りにいるUSCPAホルダーのキャリア事例です。簡単にインタビューに答えてもらいました。
2人のインタビュー詳細は別途記事でまとめる予定です。
ケース①:外資系経理マネージャー(30代前半/女性)

- 経歴:文系大学 → 一般企業の経理 → USCPA取得 → 外資系メーカーに転職
- 年収:950万円+在宅勤務OK+英語使用率90%
- コメント:「資格がなければ転職の選考すら通らなかった。USCPAは武器になった」
ケース②:BIG4監査法人/アドバイザリー部門(20代後半/男性)

- 経歴:会計未経験 → アビタス経由でUSCPA取得 → EY FSO部門に就職
- 年収:初年度750万円 → 2年目以降1,000万円超
- コメント:「監査だけでなく、M&AやIPO支援など幅広い案件に携われる」
AI・DX時代におけるUSCPAの将来性

「会計の仕事はAIに取って代わられる」と言われますが、USCPAの将来性はむしろ安定しています。
▶ AI時代でも価値が残る理由
会計業務の種類 | AI代替度 | 人間の判断が必要? |
---|---|---|
記帳・集計業務 | 高 | ❌ 不要 |
国際会計基準の適用判断 | 低 | ✅ 必要 |
監査・リスク評価 | 低 | ✅ 必要 |
クロスボーダー税務 | 低 | ✅ 必要 |
AIに代替されにくい「判断業務」「基準の解釈」「顧客との調整」こそUSCPAの主戦場
海外資格と比較してもUSCPAの汎用性は高い
資格 | 国際認知度 | 日本での転職市場 | 難易度 | 学習時間目安 |
---|---|---|---|---|
USCPA | ◎ | ◎ | 中 | 約1,000h |
日本のCPA | ○ | ◎ | 高 | 約3,000h |
ACCA(英) | ○ | △ | 中 | 約1,200h |
CMA(米) | △ | △ | 低〜中 | 約600h |
USCPAは「英語力 × 会計力 × 国際実務」の3拍子が揃う稀有な資格
今こそ、USCPAが再注目される時代
- グローバル企業におけるUSCPAニーズの拡大
- 日本国内でも実務で高く評価される人材価値
- AI時代でも代替されない専門性を持つ
- 学習投資対効果が高く、文系・未経験からでも挑戦可能