USCPA(米国公認会計士) 予備校・教材比較

USCPA講座の教育訓練給付金|アビタス・TAC・プロアクティブの給付額と実質負担を比較

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「USCPA講座で教育訓練給付金は使えるの?」
「アビタス・TAC・CPA会計学院のうち、どこなら本当に10万円が戻ってくる?」

USCPA(米国公認会計士)の講座は数十万円単位の出費になるため、国から受講料の一部が戻る「教育訓練給付金」を使えるかどうかは予備校選びの重要な判断材料です。

結論から言うと、USCPA講座で一般教育訓練給付制度が使えるのはアビタス・TAC・プロアクティブの3校です。CPA会計学院は対象外、大原はUSCPA講座自体を廃止しています。

そして、ここからが多くの比較記事が触れていない核心です。一般教育訓練給付は「受講料の20%」という計算式で支給されます。つまり受講料が50万円を下回る講座では、20%が上限の10万円に届きません。

「最大10万円」という言葉だけが独り歩きしていますが、アビタスは割引なしなら上限の10万円、10月の受講料割引を使うと公式の給付予定額の案内は9万円前後です。TACは86,000円、プロアクティブは66,000円が実際の支給額になります。

この記事では、各予備校で実際にいくら戻るのかを公式の受講料から一円単位で計算し、支給要件・申請期限・修了要件といった見落としやすい落とし穴まで含めて整理します。

結論

給付額が最も大きいのはアビタス。ただし割引を使うと9万円前後

一般教育訓練給付は受講料の20%。受講料が50万円未満の講座では、計算上どうしても上限10万円に届きません。給付額そのものは受講料に比例するだけなので、最終的には「還元をすべて使ったあとの実質負担額」で比べるのが正解です。

アビタス

9万円前後

割引なしなら上限10万円。10月の割引を使うと対象経費が下がり、公式の給付予定額は9万円前後です。さらに独自のWキャッシュバック最大35万円を重ねられます。

TAC

86,000円

総合本科生(受講料430,000円)の場合。上限10万円には届きませんが、対象コースと指定番号が公式に明示されていて分かりやすい構成です。

CPA会計学院

0円

教育訓練給付金の対象外。そのかわり合格お祝い金が最大20万円に増額され、実質負担額229,000円というルートを用意しています。

申し込み前に必ず確認すべきこと

給付金は「雇用保険の加入期間」と「講座ごとの修了要件」の両方を満たさないと1円も支給されません。自分が支給対象になるか、そして各種キャッシュバックを含めた最終的な実質負担額がいくらになるかは、無料説明会で個別に算出してもらうのが最も確実です。

アビタスの無料説明会で給付金と実質負担額を確認する

※本記事の金額は2026年10月1日時点の各校公式サイトの表示に基づきます。給付金・キャッシュバック制度の条件は変更される可能性があります。申し込み前に必ず公式サイトや無料説明会で最新情報をご確認ください。

USCPA講座で教育訓練給付金が使えるのは3校だけ

USCPA講座の教育訓練給付金で戻る金額を計算するイメージ。豚の貯金箱と1万円札3枚、電卓

まず全体像を押さえましょう。USCPAの主要予備校のうち、厚生労働大臣指定の一般教育訓練給付制度の対象講座を持っているのは次の3校です。

対象校一覧

USCPA予備校の教育訓練給付金 対象可否

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

予備校教育訓練給付金対象となる講座補足
アビタス対象
一般教育訓練給付
USCPAプログラム(ライト・ミドル・フルの各パック)割引なしなら上限10万円、10月の割引適用時は9万円前後(公式の給付予定額の案内)。独自のWキャッシュバックとも重ねられる
TAC対象
一般教育訓練給付
総合本科生Plus/総合本科生/Becker30コース/Becker会計士専用コース(いずれも国内Web通信のみ)教室講座・ビデオブース・海外コースは対象外。給付額は最大でも88,000円
プロアクティブ対象
一般教育訓練給付
eラーニングコース受講料が330,000円と安く、給付額は66,000円。グアム大学日本事務局が運営
CPA会計学院対象外—国の給付金は使えないが、合格お祝い金が最大20万円(2026年9月申込分〜)
資格の大原——USCPA講座自体を廃止済みのため、比較対象になりません

出典:各校公式サイト(2026年10月1日時点)

「対象校はアビタスとTACの2校だけ」と書かれている記事も見かけますが、プロアクティブのeラーニングコースも現在も募集中で、公式サイトに教育訓練給付制度の対象講座である旨が明記されています。安さを最優先するなら選択肢に入れて構いません。

一般教育訓練給付金の仕組みと支給要件

教育訓練給付金は、働く人のスキルアップを支援するために、厚生労働大臣が指定する講座を受講・修了した場合に受講費用の一部がハローワークから支給される雇用保険の制度です。給付の区分は3種類ありますが、USCPA講座はすべて「一般教育訓練給付」に分類されます。

制度の区分

3つの教育訓練給付とUSCPAの位置づけ

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

区分給付率上限USCPA講座の扱い
一般教育訓練給付20%10万円USCPA講座はここ
特定一般教育訓練給付50%25万円対象外
専門実践教育訓練給付最大80%年間64万円対象外

出典:厚生労働省・ハローワーク「教育訓練給付制度」

ネット上には「USCPAなら給付金で半額以上戻る」という趣旨の情報もありますが、これは誤りです。給付率50%や80%が適用されるのは、看護師や保育士のような業務独占・名称独占資格の講座が中心です。USCPAは日本の業務独占資格ではないため、一般教育訓練給付の20%にとどまります。

支給要件:雇用保険の加入期間は「初回1年・2回目以降3年」

給付金を受け取るには、講座が指定講座であることに加えて、あなた自身が受給要件を満たしている必要があります。ここを勘違いしたまま申し込んでしまう人が少なくありません。

  • 雇用保険の被保険者期間:初めて利用する場合は1年以上、過去に教育訓練給付を受けたことがある場合は3年以上が必要です。
  • 前回の受給からの間隔:受講開始日の前日から3年以内に教育訓練給付金を受けたことがある場合は支給されません。
  • 離職者の場合:雇用保険の資格を喪失した日(離職日の翌日)から受講開始日までが1年以内である必要があります。
  • 支給額の下限:計算した支給額が4,000円を超えない場合は支給されません。USCPA講座であれば受講料が高額なので、この下限に引っかかることはまずありません。

自分が対象になるか不安な場合は、住所を管轄するハローワークで支給要件照会を行えば、受講前に受給資格の有無を確認できます。予備校に申し込む前に済ませておくと安心です。

対象になる費用・ならない費用

「支払った金額すべての20%」ではない点も要注意です。給付の対象になるのは、予備校に支払う入学金と受講料が中心で、それ以外の費用は基本的に対象外です。

たとえばアビタスの場合、対象経費は入学金とUSCPAプログラム受講料のみで、CSUEB(カリフォルニア州立大学イーストベイ校)の単位認定試験料やスタディグループ費用は対象外とされています。USCPA本試験の受験料・出願料も当然ながら対象になりません。

USCPAは受験までに不足単位の取得費用や出願費用がかかる資格です。給付金で戻るのはあくまで予備校の講座費用の一部であり、資格取得の総額から20%が戻るわけではないと理解しておきましょう。

申請の流れと「修了日の翌日から1か月以内」という期限

給付金は自動では振り込まれません。修了後に自分でハローワークへ申請する必要があり、この申請期限を過ぎると1円も受け取れません。

  1. 受講前:ハローワークで支給要件照会を行い、受給資格を確認する(任意ですが推奨)。
  2. 受講中:予備校が定める修了要件(添削課題の提出、修了試験の正答率など)を期限内にクリアする。
  3. 修了後:予備校から修了証明書・領収書などの必要書類を受け取る。
  4. 申請:訓練修了日の翌日から起算して1か月以内に、住所を管轄するハローワークへ支給申請を行う。

1か月というのは想像以上に短い期間です。「全科目合格してから申請しよう」と考えていると確実に間に合いません。給付金の申請タイミングは本試験の進捗とは無関係で、あくまで講座の修了日が起点になります。

給付額は「受講料×20%」。上限10万円に届く校・届かない校

ここが本記事の中心です。一般教育訓練給付は受講料の20%なので、受講料が50万円未満の講座では、どう頑張っても給付額は10万円に届きません。各校の公式受講料から実際の給付額を計算すると、次のようになります。アビタスは受講料の20%が10万円を超えても、割引額を控除した金額が給付の計算基礎になるため、表の給付額は公式が案内する9万円前後を載せています。

給付額シミュレーション

USCPA各校で実際に受け取れる給付額(2026年10月)

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

予備校・コース受講料(税込)受講料×20%実際の給付額
アビタス ライトパック674,900円134,980円9万円前後(割引なしなら100,000円)
アビタス ミドルパック701,200円140,240円9万円前後(割引なしなら100,000円)
アビタス フルパック800,100円160,020円9万円前後(割引なしなら100,000円)
TAC 総合本科生Plus(Web通信)440,000円88,000円88,000円
TAC 総合本科生(Web通信)430,000円86,000円86,000円
TAC Becker30コース(Web通信)313,000円62,600円62,600円
プロアクティブ eラーニング330,000円66,000円66,000円
CPA会計学院 レギュラーコース429,000円—0円(対象外)

出典:各校公式サイトの受講料表示(2026年10月1日時点)をもとに算出

この表を見て「アビタスが一番お得だ」と早合点しないでください。給付額が大きいのは受講料が高いからであって、それ自体は割安さを意味しません。給付金だけを見れば、アビタスは10万円戻っても支払いは674,900円(入学金込み)、プロアクティブは66,000円しか戻らなくても支払いは330,000円です。

それでも、この表には実務上とても重要な意味が2つあります。

  • 「最大10万円」を鵜呑みにすると予算がずれる。TACやプロアクティブを検討している人が10万円戻る前提で資金計画を立てると、実際には14,000円〜34,000円ほど不足します。
  • 割引と給付金はトレードオフの関係にある。給付金は「実際に支払った受講料」を基準に計算されます。TACは公式に「給付金支給額はお支払いいただいた割引受講料を基に計算されます」と明記しており、2026年9月30日まで実施されていた秋得キャンペーンでは、受講料が390,000円に下がった分、給付額も78,000円に下がっていました。アビタスも同じ構造で、割引なしなら上限の10万円ですが、10月の割引を使うと対象経費が下がり、公式の給付予定額の案内は9万円前後です。

つまり、比較すべきなのは給付額そのものではなく、すべての割引と還元を適用したあとに自分がいくら払うのかという一点です。ここから各校を個別に見ていきます。

アビタス:給付金9万円前後(割引なしなら10万円)+独自のWキャッシュバック最大35万円

アビタスUSCPA講座の自己投資応援キャンペーンのバナー。実質負担10万円台からUSCPAを始められることを案内している。10月31日(土)まで

アビタスのUSCPAプログラムは一般教育訓練給付制度の厚生労働大臣指定講座で、3つのパックすべてが対象です。割引なしなら自己負担総額の20%・上限10万円が支給されます。10月の割引を使うと対象経費が下がるため、公式の給付予定額の案内は9万円前後です。給付額は、お申込みのパックや適用割引によって異なります。

ただし、アビタスの費用面での本当の強みは給付金そのものではなく、国の給付金に自社の還元制度を重ねられる点にあります。

Wキャッシュバックの内訳(最大35万円)

  • 教育訓練給付金 9万円前後(割引なしなら10万円):国の制度。修了試験(添削問題)に合格することが要件で、USCPA本試験の合否は関係ありません。
  • 合格お祝い金 5万円:入会から2年以内に全科目合格した場合。期限は入会月から起算して2年後の月末で、最終科目の受験日が期限内であることが条件です。
  • キャリア支援金 20万円:入会から5年以内に修了テストを修了し、かつABcareer経由で転職した場合。入社から6か月経過後に還付されます。こちらもUSCPA本試験の合格は問われません。

対象は2026年8月1日以降にライト・ミドル・フルのいずれかの本講座パックを受講する方です。在学中の方専用の学生パック利用者や、一部の勤め先向け割引制度の利用者は対象外となります。

ライトパックの実質負担額を段階で見る

実質負担額の推移

アビタス ライトパックの場合(2026年10月価格・入学金込み)

段階差引額残りの負担額
① 10月キャンペーン価格定価724,900円から受講料50,000円OFF(入学金込み)674,900円
② 教育訓練給付金−100,000円(割引なしの上限)
割引適用時は9万円前後
574,900円〜584,900円前後
③ 合格お祝い金−50,000円524,900円〜534,900円前後
④ キャリア支援金−200,000円324,900円〜334,900円前後

受講料の割引(最大7万円)とWキャッシュバック(最大35万円)を合わせると、還元の合計は最大420,000円になります(ライト400,000円/ミドル410,000円/フル420,000円)。2026年10月申込は合格お祝い金が20万円に増額されて還元が最大50万円になるため、それぞれ15万円増え、ライトパックの④は174,900円〜184,900円前後まで下がります。教育訓練給付金は割引適用時に9万円前後となるため、実際に届く額はこの上限より1万円前後小さくなります。

正直に押さえておきたい前提

324,900円〜334,900円前後という数字は、給付金・合格お祝い金・キャリア支援金の3つをすべて満たした場合の金額です。とくにキャリア支援金20万円はABcareer経由での転職が前提のため、転職を予定していない人の実質負担額は524,900円〜534,900円前後と考えておくのが現実的です。それでも単位取得サポートや出願代行まで含まれている点を踏まえると、十分に検討する価値があります。

アビタスの無料説明会で自分の実質負担額を計算してもらう

※キャンペーンは10/31(土)まで。本支援制度は予告なく終了する可能性があります。

アビタスで給付金を使うときの注意点

アビタスの修了要件は、受講生専用サイト上の添削問題を指定期限までに合格することです。目安は教材発送日から約11か月以内で、この期限を過ぎると給付金は支給されません。

裏を返せば、USCPA本試験に一科目も合格していなくても、添削問題さえクリアすれば10万円は受け取れます。「合格しないともらえない」と誤解して申請しそびれる人がいるので、この点は覚えておいてください。

また、給付金の対象経費は入学金とUSCPAプログラム受講料のみです。単位認定試験料やスタディグループ費用は対象外なので、パックに含まれない追加単位を取る場合はその分が別途かかります。アビタスの費用の内訳をより詳しく知りたい方は、アビタスの費用総額を解説した記事もあわせてご覧ください。

TAC:対象コースと指定番号が明快。ただし12か月の期限に注意

資格の学校TACのUSCPA(米国公認会計士)講座の公式サイト

TACは対象コース・給付金指定番号・実質負担額まで公式サイトに一覧で掲載しており、この点は3校のなかで最も分かりやすい構成です。

TAC対象コース

TAC USCPA講座の給付金対象コースと支給額

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

コース(すべて国内Web通信)指定番号受講料給付額実質負担額
USCPA総合本科生Plus(受講期間12か月)19200729440,000円88,000円352,000円
USCPA総合本科生(受講期間12か月)99210727430,000円86,000円344,000円
Becker30コース(受講期間6か月)12201323313,000円62,600円250,400円
Becker会計士専用コース20200225426,000円85,200円※340,800円※

出典:TAC公式サイト「一般教育訓練給付制度 対象コースのご案内」(対象コース一覧は2024年10月1日現在の指定内容)
※Becker会計士専用コースのみ、公式サイトに実質負担額の記載がないため受講料の20%から当サイトで算出しています。
※別途入会金10,000円が必要です(TAC会員番号をお持ちでない場合)。

2026年9月30日まで実施されていた秋得キャンペーン(総合本科生の受講料40,000円割引)は終了し、2026年10月1日時点で後継のキャンペーンはありません。総合本科生(国内Web通信)は通常価格の430,000円に戻っており、TAC公式の計算例も給付額86,000円、実質負担額344,000円です(別途入会金10,000円)。

TACの修了要件は数値で明示されている

TACの修了要件は次のとおりで、いずれか一つでも欠けると給付金は支給されません。

  • 修了試験の正答率60%以上
  • Web通信・オンラインライブ・DVD通信:答案提出率80%以上
  • 教室講座・ビデオブース講座:出席率80%以上(ただしこれらは給付金の対象コースではありません)

最大の落とし穴は「受講有効期限3年」と「給付上の12か月」のずれ

TACの総合本科生は受講有効期限が3年(36か月)あります。ところが、教育訓練給付制度上の受講期間は12か月です。TAC自身も「教育訓練の修了日は、会員証の有効期限や講座が定める各種サービス期限とは異なります」と注意を促しています。

「3年使えるから、仕事が落ち着いてから本格的に始めよう」と考えていると、給付金の修了要件を満たす12か月をあっさり過ぎてしまいます。給付金を確実に受け取りたいなら、受講開始から1年以内に答案提出率80%と修了試験合格まで到達する学習計画を先に組み立てておく必要があります。

なお、給付金の対象は国内Web通信のみです。教室講座やビデオブース講座、海外コースを選ぶと給付金は使えません。この点も申し込み時に取り違えやすいポイントです。

TACは世界的シェアを持つBecker教材を使い、ブラッドリー大学の単位認定試験で会計30単位・ビジネス18単位まで取得できます。教材の質を重視して自走できる人に向いています。

TACのUSCPA講座の詳細・資料請求を見る

CPA会計学院:給付金は対象外だが合格お祝い金が最大20万円に増額

CPA会計学院のUSCPA(米国公認会計士)講座の公式サイト

CPA会計学院のUSCPA講座は教育訓練給付金の対象外です。そのかわり、自校のキャッシュバック制度で還元するスタイルをとっています。

レギュラーコースの受講料は429,000円(税込)で、受講期間は3年間。教材・サービス・提携大学での単位取得がすべて込みという分かりやすい料金体系です。

そして2026年9月に大きな変更がありました。合格お祝い金が最大200,000円に増額されています。これを適用すると実質負担額は229,000円です。

  • 2026年9月以降にレギュラーコースを申し込んだ方:最大200,000円
  • 2026年8月以前に申し込んだ方:100,000円

受け取るには次の3条件をすべて満たす必要があります。

  • 入会後3年以内に全科目合格し、証明書類を提出すること
  • 科目合格ごとに、スコアリリースから1か月以内に合否結果を報告すること
  • 顔写真付きの合格体験記の執筆に協力すること

アビタスの合格お祝い金が「2年以内」なのに対しCPA会計学院は「3年以内」と猶予が長い一方、全科目合格が絶対条件である点は共通です。教育訓練給付金のように「講座を修了すればもらえる」ものではありません。

お祝い金と併用できる割引制度

CPA会計学院は簿記や税理士などの保有資格に応じた割引が充実しており、合格お祝い金との併用が可能です(割引同士の併用は基本的に不可)。

CPA会計学院

割引制度と合格お祝い金を組み合わせた実質負担額

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

割引制度割引率割引後受講料合格お祝い金実質負担額
割引なし—429,000円200,000円229,000円
日商簿記検定2級割引5%407,550円200,000円207,550円
日商簿記検定1級割引10%386,100円200,000円186,100円
税理士割引15%364,650円200,000円164,650円
他校USCPA講座学習経験者割引50%214,500円100,000円114,500円

出典:CPA会計学院公式サイト(2026年10月1日時点)
※割引率が50%以上の場合、合格お祝い金も同じ割合で減額されます。

雇用保険の加入期間が足りず教育訓練給付金を使えない人、あるいは前回の受給から3年が経っていない人にとって、CPA会計学院は現実的な選択肢になります。アビタスとの違いをより詳しく知りたい方は、下の比較記事もご覧ください。

プロアクティブと大原はどうなっている?

プロアクティブ(グアム大学日本事務局)のeラーニングコースは、公式サイトに教育訓練給付制度の対象講座である旨が明記されており、現在も申し込みを受け付けています。受講料は330,000円(入学金・税込)で、給付額は66,000円です。

3校のなかで初期費用が最も軽く、給付金適用後の負担は264,000円まで下がります。ただし単位取得や出願サポートの手厚さ、日本語教材の充実度といった面ではアビタスやTACとは設計思想が異なるため、価格だけで決めずに自分に必要なサポート範囲を見極めてください。

資格の大原については、そもそもUSCPA講座自体が廃止済みです。「大原は給付金の対象か」という検索も見かけますが、現在は比較の土俵に上がりません。簿記や税理士では大原を検討していた人も、USCPAでは他校から選ぶことになります。

各校の講座内容そのものの違いは、USCPA予備校の総合比較記事で詳しく解説しています。

還元をすべて使ったあとの実質負担額を比較

給付金・キャッシュバック・割引をすべて適用したあとの金額を並べると、各校の性格がはっきり見えてきます。

総合比較

還元適用後の実質負担額(2026年10月)

※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

予備校受講料実質負担額その金額になる条件
アビタス ライトパック674,900円324,900円〜334,900円前後
(転職しない場合は524,900円〜534,900円前後)
給付金(割引適用時は9万円前後)+合格お祝い金5万円(2年以内合格)+キャリア支援金20万円(ABcareer経由の転職)をすべて満たした場合
TAC 総合本科生(Web通信)430,000円344,000円
(別途入学金10,000円)
給付金86,000円のみ。12か月以内に答案提出率80%+修了試験60%以上を達成
CPA会計学院 レギュラー429,000円229,000円合格お祝い金20万円。3年以内に全科目合格し、合格体験記の執筆に協力した場合
プロアクティブ eラーニング330,000円264,000円給付金66,000円のみ。所定の修了要件を満たした場合

※いずれも不足単位の追加取得費用、USCPA本試験の受験料・出願料は含みません。

数字だけを見れば、実質負担額はCPA会計学院が最も軽く、プロアクティブが続きます。アビタスとTACはほぼ同水準ですが、その中身はまったく違います。

TACの344,000円は給付金だけで到達する確実性の高い金額である一方、アビタスの324,900円〜334,900円前後は転職まで含めた3条件を満たして初めて届く金額です。金額は近くても到達難度が異なります。

逆に言えば、USCPAを取って転職やキャリアチェンジまで実現するつもりなら、アビタスは20万円分のキャリア支援金が乗る分だけ有利ということです。単位取得や出願手続きのサポートまで込みである点も踏まえると、「学習だけでなく転職まで一気通貫で面倒を見てほしい人」にとっては合理的な選択になります。

給付金で失敗しないための5つの注意点

実際に「もらえるはずだったのに受け取れなかった」というケースには、いくつか決まったパターンがあります。

1. 申請期限を過ぎてしまう

最も多い失敗です。支給申請は訓練修了日の翌日から起算して1か月以内。修了証明書が届いたらすぐにハローワークへ行くつもりで、カレンダーに登録しておきましょう。

2. 修了要件を満たしていない

アビタスは添削問題の合格、TACは修了試験の正答率60%以上と答案提出率80%以上。「受講料を払った」だけでは修了になりません。とくにTACは受講有効期限3年に対して給付上の受講期間が12か月と短いため、開始時点でスケジュールを固めておく必要があります。

3. 対象外のコース・受講形態を選んでしまう

TACの給付金対象は国内Web通信のみで、教室講座・ビデオブース講座・海外コースは対象外です。「TACなら給付金が使える」と思い込んで教室講座を申し込むと使えません。申し込み画面で対象コースかどうかを必ず確認してください。

4. 割引で給付額が下がることを知らない

給付金は実際に支払った受講料を基準に計算されます。TACは公式に「給付金支給額はお支払いいただいた割引受講料を基に計算されます」と明記しており、たとえばUSCPA学習経験者割引(20%OFF)で344,000円になった場合の支給額は68,800円です。

アビタスも同様に、各種割引額を控除した金額が給付の基準になります。割引なしなら上限10万円ですが、10月の割引を使うと給付額は10万円を下回り、公式の案内は9万円前後です。割引額と給付額の減少分を合わせた最終的な支払額で比べてください。

5. 受給資格そのものを勘違いしている

初回は雇用保険の加入期間1年以上ですが、2回目以降は3年以上必要で、しかも前回の受給から3年以内は支給されません。過去に別の資格講座で教育訓練給付を使ったことがある人は要注意です。受講前にハローワークで支給要件照会をしておけば確実です。

教育訓練給付金と併用できる可能性がある制度

受講料の支援とは別軸で、生活費側を支える制度もあります。

教育訓練休暇給付金は2025年10月に創設された雇用保険の制度で、就業規則等に基づく30日以上連続の無給の教育訓練休暇を取得した場合に、基本手当と同水準の給付を受けられます。

ただし、休暇開始前2年間に被保険者期間12か月以上かつ通算5年以上の加入が必要で、そもそも勤務先に教育訓練休暇制度があることが前提です。使える人は限られますが、まとまった学習期間を確保したい場合は勤務先の人事に制度の有無を確認してみる価値があります。

なお、予備校が独自に用意しているキャッシュバックや割引は国の制度とは別枠のため、アビタスのWキャッシュバックのように教育訓練給付金と組み合わせて使えるものが多くあります。一方で予備校の割引制度同士は併用できないことがほとんどなので、どの割引を使うかは申し込み前に確定させておきましょう。

無料説明会で確認すべき質問リスト

給付金とキャッシュバックの適用可否は、雇用保険の加入歴・保有資格・不足単位数によって一人ひとり変わります。ネット上の一般論だけで判断せず、必ず無料説明会で「自分の場合の金額」を出してもらいましょう。

以下をそのまま質問すれば、比較に必要な数字が揃います。

  • 私の雇用保険の加入歴で、一般教育訓練給付金の支給対象になりますか?(過去の受給歴も伝える)
  • この講座の給付額は具体的にいくらですか? 上限10万円に届きますか、届きませんか?
  • 給付の対象になる費用と、対象外になる費用(単位認定試験料など)の内訳を教えてください。
  • キャンペーン割引を適用した場合、給付額はいくらに変わりますか?
  • 修了要件は具体的に何ですか? 修了日はいつになり、申請期限はいつまでですか?
  • (アビタスの場合)合格お祝い金5万円とキャリア支援金20万円の適用条件と、還付されるタイミングを教えてください。
  • 私の学歴で不足している単位は何単位で、その取得費用を含めた総支払額はいくらになりますか?

とくに最後の質問は重要です。USCPAは受験までに不足単位を埋める必要があり、ここが人によって数万円から数十万円変わります。単位取得費用を含めない「受講料だけの比較」は、実際の支払額とかけ離れることが珍しくありません。

まずは単位取得・出願サポートまで一通り揃っているアビタスで基準となる総額を出してもらうと、他校の見積もりを評価する物差しができます。

USCPA講座の教育訓練給付金に関するよくある質問

USCPA講座で教育訓練給付金が使えるのはどこですか?

アビタス・TAC・プロアクティブの3校です。いずれも一般教育訓練給付制度の対象で、受講料の20%(上限10万円)が支給されます。CPA会計学院は対象外で、資格の大原はUSCPA講座自体を廃止しています。TACは国内Web通信のコースのみが対象で、教室講座や海外コースは対象外です。

本当に10万円もらえるのですか?

10万円はあくまで上限です。給付額は受講料の20%なので、受講料が50万円未満の講座では10万円に届きません。2026年10月1日時点では、アビタスが割引なしなら上限10万円・10月の割引適用時は9万円前後、TACは総合本科生で86,000円、プロアクティブのeラーニングコースは66,000円が実際の支給額になります。

教育訓練給付金と予備校独自のキャッシュバックは併用できますか?

併用できます。アビタスの場合、国の教育訓練給付金(割引適用時は9万円前後)に加えて合格お祝い金5万円とキャリア支援金20万円を組み合わせた「Wキャッシュバック最大35万円」が用意されており、ライトパックなら実質負担額324,900円〜334,900円前後まで下がります。ただしキャリア支援金20万円はABcareer経由での転職が条件です。なお、予備校の割引制度同士は併用できないことがほとんどです。

USCPA本試験に合格しないと給付金はもらえませんか?

関係ありません。教育訓練給付金の要件は、予備校が定める修了要件を満たすことです。アビタスなら添削問題への合格(目安は教材発送日から約11か月以内)、TACなら修了試験の正答率60%以上と答案提出率80%以上です。USCPA本試験に一科目も合格していなくても、修了要件をクリアすれば支給されます。

申請の期限はいつまでですか?

訓練修了日の翌日から起算して1か月以内に、住所を管轄するハローワークへ支給申請を行う必要があります。この期限を過ぎると受け取れません。なお、支給額が4,000円を超えない場合は支給されず、受講開始日の前日から3年以内に教育訓練給付金を受けたことがある場合も対象外になります。

結局、どの予備校が一番安くなりますか?

還元をすべて適用した実質負担額で見ると、CPA会計学院229,000円、プロアクティブ264,000円、アビタス324,900円〜334,900円前後(入学金込み)、TAC344,000円(入学金別)の順です。ただしアビタスの324,900円〜334,900円前後は転職まで含めた条件を満たした場合の金額で、単位取得や出願サポートも込みです。不足単位が多い人ほど、追加の単位取得費用を含めた総額では順位が入れ替わります。まずは自分の学歴で何単位不足しているかを確認したうえで、各校に総額を見積もってもらうのが確実です。

まとめ:「最大10万円」ではなく「自分がいくら払うか」で選ぶ

USCPA講座で一般教育訓練給付制度が使えるのはアビタス・TAC・プロアクティブの3校。CPA会計学院は対象外で、大原はUSCPA講座を廃止しています。

給付額は受講料の20%なので、TACは86,000円、プロアクティブは66,000円が実際の支給額になります。アビタスは割引なしなら上限の10万円、10月の割引を使うと公式の給付予定額の案内は9万円前後です。

ただし給付額が大きいのは受講料が高いからであり、それだけで割安とは言えません。還元をすべて適用した実質負担額はCPA会計学院229,000円、プロアクティブ264,000円、アビタス324,900円〜334,900円前後(入学金込み)、TAC344,000円(入学金別)です。

そのうえでアビタスが検討に値するのは、割引を使っても給付金が9万円前後の水準で残り、TACの86,000円を上回る予備校であり、さらに合格お祝い金5万円とキャリア支援金20万円を積み上げられるからです。USCPA取得後に転職まで見据えているなら、還元の総額は最大42万円(2026年10月申込は57万円)に達します。

最後に、給付金は「対象講座を選ぶ」だけでは受け取れません。雇用保険の加入期間、修了要件、そして修了日の翌日から1か月以内という申請期限。この3つをクリアして初めて振り込まれます。申し込む前に自分の条件を確認しておきましょう。

最後に確認

給付金の「対象かどうか」ではなく「いくら戻るか」を確認する

同じ「一般教育訓練給付の対象校」でも、実際に振り込まれる金額は66,000円から10万円まで、3万円以上の開きがあります。さらに独自のキャッシュバックや不足単位の取得費用まで含めると、最終的な支払額は人によって大きく変わります。

無料説明会で聞くべき一言

「私の雇用保険の加入歴と学歴の場合、教育訓練給付金はいくら支給され、キャッシュバックと不足単位の費用まで含めた実質負担額は最終的にいくらになりますか?」

アビタスの無料説明会で給付金と実質負担額を確認する

※本記事の金額は2026年10月1日時点の各校公式サイトの表示に基づきます。給付金・キャッシュバック制度の条件は変更される可能性があります。申し込み前に必ず公式サイトや無料説明会で最新情報をご確認ください。

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