「USCPAを始めたい!」という情熱を、一番最初にへし折ってくるもの。
それは難解な会計の問題ではなく、「複雑怪奇な受験手続き」です。
- 「自分の学歴で受験資格はあるの?」
- 「ワシントン? アラスカ? 結局どこに出願すればいいの?」
- 「専門用語(NASBA, NIES...)が多すぎて意味不明…」
多くの人が、勉強をスタートする前のこの「手続きの迷路」で悩み、貴重な時間を浪費してしまっています。
しかし、安心してください。
アメリカには50以上の州がありますが、日本人受験生が検討すべきルートは、現実的に2〜3パターンに絞られます。
この記事では、州の最新公式情報(NASBA・各州Board)に基づき、あなたの「最適解」と「今日から出願までのロードマップ」を提示します。
USCPA受験資格の全体像:「3つの壁」と超重要戦略

USCPAの手続きで、初心者がぶつかる壁はシンプルに以下の3つです。
学位(Degree)
基本は「4年制大学の卒業(学士号)」が前提です。
(※州によっては在学中の受験や、高卒でのルートもありますが、一般的ではありません)
単位(Credits)
ここが最大の壁です。大学の成績証明書の中に、以下の単位が含まれている必要があります。
例えば、人気No.1のワシントン州では、「会計24単位 + ビジネス24単位」という明確な基準があります。
商学部以外の方は、ここが圧倒的に足りません。
150単位ルール(主にライセンス側)
ここが誤解されがちですが、「受験資格(試験を受ける条件)」と「ライセンス要件(免許をもらう条件)」は別物です。
多くの州で、ライセンス登録には150単位が必要ですが、受験だけなら120単位でOKという州も多いです。
この「分離」ができると知るだけで、選択肢が一気にシンプルになります。
【2026年最新】日本人が選ぶべき「3大出願州」徹底比較
結論から言うと、日本人が選ぶべきは「ワシントン」「アラスカ」「グアム」のいずれかです。
自分の目的に合う州の「特徴」と「コスト」だけをチェックしてください。
まずはこちらの図で、各州のキャラクターを把握しましょう。

各州の詳細なデータは以下の通りです。
ワシントン州 (WA):最強のゴール
【こんな人に最適】 最終的にライセンス(免許)取得まで狙う「王道派」
2025年11月20日施行の新ルールにより、教育要件が「Option A/B/C」として整理されました。
実務経験(Experience)についても、「一般事業会社の経理・財務でOK」という強みは健在ですが、申請時にCPAによる証明(Verify)が必須となります。
「上司がCPAでなくても経験は積めるが、サインしてくれる人は必要」という点に注意してください。
- 受験資格 (2025/11〜) :
Option A/B/C (会計24単位+ビジネス24単位が必要) - 評価機関 :
NIES推奨 - 費用の目安 :
- 学歴評価 : $96
- 出願料 : $103
- 受験料 : $262.64/科目
- 注意点 :
申請時にCPAによる証明(Verify)が必要。
公式サイトでもチェック:https://nasba.org/exams/cpaexam/washington/
② アラスカ州 (AK):受験への入り口
【こんな人に最適】 とにかく早く受験資格を得たい「スピード派」
受験資格を得やすい州ですが、学歴評価機関として「NIESしか使えない」のが最大のネックです。
NIESは審査に2〜3ヶ月かかることがザラにあるため、早めの着手が命です。
- 受験資格 :
学位+会計15単位など(比較的ハードルが低い) - 評価機関 :
NIESのみ(※ここが最大の縛り) - 費用の目安 :
- 学歴評価 : $121
- 出願料 : $109
- 受験料 : $262.64/科目
- 注意点 :
NIESは審査に時間がかかる(2〜3ヶ月)ため早めの着手が必須。
公式サイトでもチェック:https://nasba.org/exams/cpaexam/alaska/
③ グアム (GU):柔軟な選択肢
【こんな人に最適】 大学生(卒業見込み)・単位取得中の「柔軟派」
FACSなどの「審査が早い評価機関」を選べるのがメリットです。
急いでいる人や、大学生(卒業見込み)の方には有力な選択肢となります。
- 受験資格 :
学位+会計24+ビジネス24(※卒業見込みでも申請可) - 評価機関 :
NIES / FACS / ERES から選べる - 費用の目安 :
- 学歴評価: $136
- 出願料: $116
- 受験料: $262.64/科目
- 注意点 :
グアム会場で受ける場合はSurcharge(追加料金)がかかる(日本受験なら関係なし)。
公式サイトでもチェック:https://nasba.org/exams/cpaexam/guam/
追加コストの落とし穴:日本受験の「国際手数料」

日本(東京・大阪)で受験する場合、出願州の費用とは別に、International Administration Fee(国際受験追加料金) がかかります。
金額 :
1科目あたり 約$390
※為替や時期により変動します。出願後のポータル画面で確定額が表示されます。
- 注意 :
「出願料」を払った後、さらにこの「国際手数料」を払わないと、プロメトリックの予約画面で日本の会場が表示されません(席の予約ができません)。
出願から受験当日までの「完全ロードマップ」
この手順通りに進めれば、迷うことはありません。
出願州を仮決定
今日
迷ったら「単位診断」で決めるのが最速。
英文成績証明書の依頼
1週間〜
大学へ依頼。「厳封(Sealed)」が必須。
※自分で開封したら無効になります!
学歴評価 (Evaluation)
1.5〜3ヶ月
ここが最長の待ち時間。書類が揃ったら即送付すること。
※アラスカはNIESのみ対応。
出願 (Application)
2〜4週間
NASBAサイト(CPA Portal)で申請。
NTS (受験票) 受領
数日〜
有効期限(通常6ヶ月)に注意。
国際受験登録 & 支払
24時間待機
ポータルで「International Fee」を支払う。
※支払後、予約可能になるまで最大24時間かかります。
Prometric予約
随時
東京・大阪会場を予約して完了!
最初の難所「学歴評価(Evaluation)」実務チェックリスト
学歴評価とは、「日本の大学の単位を、アメリカ基準で何単位になるか査定してもらう手続き」です。
ここで不備があると、数ヶ月単位で計画が遅れます。以下の3点を必ず守ってください。
アビタスを使えば「手続きの沼」を最短で抜けられる

ここまで読んで「めんどくさい…無理かも…」と思った方。
それが正常な反応です。
だからこそ、合格者の多くが予備校(アビタス)を利用しています。
「単位不足」を日本にいながら解消できる
アビタスは、カリフォルニア州立大学イーストベイ校(CSUEB)と提携しています。
「会計単位が足りない」という場合でも、アビタスのWeb試験を受けるだけで、正規の米国大学単位を取得できます。
わざわざ大学に通い直す必要はありません。
「代行」ではなく「完璧な伴走」
制度上、手続きの「代行」は禁止されていますが、アビタスは以下を提供してくれます。
- 日本語マニュアル : NIESやNASBAの入力画面の解説。
- 単位診断・出願州診断 : 「あなたの経歴なら、この州がベスト」というプロの判断。
「英語の書類と格闘する時間」を極限まで減らし、その分を「勉強時間」に充てることができる。
これが予備校を使う最大のメリットです。
まずは「無料単位診断」で現在地を知ろう
出願州のルールは頻繁に変わります(ワシントン州も2025年末に変わったばかりです)。
ネット上の古い情報を信じて進めるのは危険です。
まずは、アビタスの「無料単位診断」を利用して、以下の2点を確定させましょう。
- あと何単位足りないのか?
- 自分のキャリアなら、どの州がベストか?
これを知るだけで、合格までのルートが驚くほどクリアに見えてきます。
手続きの悩みはプロに任せて、あなたは最短ルートで合格を目指しましょう。
▼ あなたの「合格までの最短ルート」を診断する
※「自分は受験資格ある?」のモヤモヤが3分で解決します