USCPA(米国公認会計士)試験は、NTSを取得しただけでは受験できません。
実際に試験を受けるには、Prometric(プロメトリック)で試験会場・日程・時間を予約する必要があります。
特に日本で受験する場合は、NTS取得後に国際手数料を支払い、国際受験登録が完了してから少なくとも24時間待つ必要があります。
ここを知らないと、「NTSを取ったのに日本会場が表示されない」「予約変更したら手数料がかかった」「NTS期限内に再予約できなかった」といったトラブルにつながります。
この記事では、USCPA試験のPrometric予約方法、予約変更・キャンセルのルール、日本会場で受験する場合の注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
PROMETRIC予約前に必ず確認
Prometric予約で失敗しない3つの要点
① NTSが必要
Prometric予約にはNTSが必須です。試験当日もNTSを持参します。
② 日本受験は24時間待機
国際手数料を支払った後、予約可能になるまで少なくとも24時間待ちます。
③ 直前変更は高い
予約変更・キャンセルは試験日に近いほど手数料が重くなります。
この記事では、NTS取得後の予約手順から、変更・キャンセル時の注意点まで順番に解説します。
Prometricとは?USCPA試験の会場予約を行う試験運営会社

Prometricとは、USCPA試験の試験会場予約・試験実施を担当する会社です。
USCPA試験そのものはAICPA・NASBA・各州Boardが関係しますが、実際に受験者が試験を受ける会場はPrometricのテストセンターです。
つまり、USCPA受験では以下のように役割が分かれています。
各州Board:受験資格を判定する
NASBA / CPA Portal:出願・NTS・スコア確認などを管理する
Prometric:試験会場・日時の予約と当日の試験運営を行う
Prometricで予約するには、NTS(Notice to Schedule)が必要です。
NTSに記載されたExam Section IDなどを入力して、試験会場・日時を選びます。
NTSについて詳しく知りたい方は、先に以下の記事を読んでおくと理解しやすいです。
▼USCPAのNTSとは?有効期限・再申請の注意点はこちら
Prometric予約に必要なもの
PrometricでUSCPA試験を予約する前に、以下を準備しておきましょう。
- NTS
- NTSに記載されたExam Section ID
- 姓の最初の4文字
- 受験したい国・地域
- 受験したい科目
- 希望する試験会場
- 希望する受験日時
- 本人確認書類の表記確認
特に重要なのは、NTSと本人確認書類の氏名表記です。
Prometric公式でも、予約時の氏名と本人確認書類の情報が正確に一致していることを確認するよう案内されています。
日本受験の場合は、パスポートを使うケースが多いため、出願時のローマ字表記とパスポート表記が一致しているか必ず確認しましょう。
✅ Prometric予約前チェックリスト
NTSは発行済み?
NTSがないとPrometricで予約できません。対象科目のNTSを確認しましょう。
氏名表記は一致している?
NTS・予約情報・本人確認書類の氏名表記が一致しているか確認します。
日本受験なら国際手数料は支払い済み?
日本会場を予約するには、国際手数料の支払いと登録完了が必要です。
NTS期限内に受験できる?
予約変更後も、受験日はNTSの有効期限内である必要があります。
日本でUSCPAを受験する場合は、先に国際手数料の支払いが必要
日本でUSCPA試験を受験する場合、NTSを取得しただけではPrometricで日本会場を予約できません。
日本は国際会場にあたるため、NTS取得後にInternational Administration Fee(国際手数料)を支払う必要があります。
Prometric公式では、国際会場で受験する場合、NTS取得後にNASBAで国際手数料を支払い、国際受験登録の完了後、少なくとも24時間待ってから予約する流れが案内されています。
つまり、日本受験の流れは以下です。
- NTSを取得する
- CPA Portal / NASBA側で国際手数料を支払う
- 少なくとも24時間待つ
- Prometricで日本会場を予約する
この流れを知らないと、「NTSはあるのに日本の試験会場が表示されない」という状態になりやすいです。
🌏 日本会場を予約する流れ
NTSを取得
まずは対象科目のNTSを取得します。
国際手数料を支払う
CPA Portal / NASBA側で国際手数料を支払います。
少なくとも24時間待つ
国際受験登録完了後、Prometricで予約可能になるまで待ちます。
Prometricで日本会場を予約
Japanを選択し、会場・日時を選んで予約します。
PrometricでUSCPA試験を予約する手順
Prometricでの予約は、基本的にオンラインで行います。
手順は以下の通りです。
手順1:PrometricのCPAページにアクセスする
まず、PrometricのCPA試験ページにアクセスします。
ページ内の「Schedule」から予約手続きに進みます。

Prometric:CPA Exam
https://www.prometric.com/exams/cpa/
手順2:受験する国・地域を選ぶ
日本で受験する場合は、国・地域としてJapanを選びます。
ただし、日本会場を予約するには、事前に国際手数料の支払いが完了している必要があります。
手順3:NTS情報を入力する
NTSに記載されたExam Section IDを入力します。
また、姓の最初の4文字を入力します。

ここで、NTSの科目と予約する科目を間違えないように注意してください。
たとえば、FARのNTSでAUDを予約することはできません。
手順4:試験会場と日時を選ぶ
希望する試験会場と受験日時を選びます。
日本では、東京・大阪などのPrometric会場が利用されます。
空席状況は時期によって変わるため、希望日がある場合は早めに確認しましょう。
手順5:予約内容を確認して完了する
会場・日時・科目・氏名などを確認して、予約を完了します。
予約完了後は、Confirmation Numberを必ず保存しておきましょう。
Prometric公式でも、予約完了後に確認番号を印刷・保存しておくことが推奨されています。
✍️ Prometric予約の手順
PrometricのCPAページへアクセス
CPA Examページから「Schedule」に進みます。
国・地域を選ぶ
日本で受験する場合はJapanを選びます。
NTS情報を入力
Exam Section IDと姓の最初の4文字を入力します。
会場・日時を選ぶ
希望する試験会場と受験日時を選択します。
予約内容を確認して完了
Confirmation Numberを必ず保存しておきましょう。
試験予約はいつすべき?目安は「受験したい日の45日前」
NASBAのFAQでは、希望する会場・日時を取りやすくするために、できるだけ早めに予約し、目安として45日前の予約が推奨されています。
また、試験予約は少なくとも5日前までに行う必要があります。
ただし、早く予約しすぎるのも注意が必要です。
USCPAにはNTSの有効期限があります。
NTSの期限内に受験できなければ、そのNTSは失効し、原則として再申請と再度の費用支払いが必要になります。
そのため、ベストなのは「学習の仕上がりが見えた段階で、45日前を目安に予約する」ことです。
📅 予約タイミングの目安
理想:45日前
希望する会場・日時を取りやすくするため、45日前を目安に予約するのがおすすめです。
最低:5日前
NASBA FAQでは、試験予約は少なくとも5日前までに行う必要があるとされています。
注意:NTS期限内
予約日・変更後の日程は、必ずNTSの有効期限内に収める必要があります。
予約変更・キャンセルはできる?
Prometricで予約したUSCPA試験は、一定の期限内であれば変更・キャンセルできます。
ただし、試験日に近づくほど手数料が重くなります。
NASBAのFAQでは、以下のように案内されています。
61日前以上:変更・キャンセル無料
5〜60日前:Prometricへ手数料を支払う
2〜5日前:Prometric seat fee全額が必要
24時間未満:変更不可
特に重要なのは、24時間前を切ると変更できない点です。
PrometricのProSchedulerにも、24時間以内の変更は費用を失い、再度Boardまたは指定機関に申請する必要があると案内されています。
| 変更・キャンセルのタイミング | 手数料・扱い | 注意点 |
|---|---|---|
| 試験日の61日前以上 | 無料 | 早めの変更なら費用を抑えられる |
| 5〜60日前 | Prometricへ手数料を支払う | 手数料はPrometric側で発生 |
| 2〜5日前 | Prometric seat fee全額 | 直前変更はかなり高くつく |
| 24時間未満 | 変更不可 | 費用を失い、再申請が必要になる可能性あり |
※NASBA FAQおよびPrometric ProSchedulerの案内をもとに整理。最新条件は必ず公式サイトで確認してください。
予約変更・キャンセルで注意すべきこと
予約変更・キャンセルで特に注意したいのは、NTSの有効期限です。
Prometricで予約を変更できたとしても、NTSの有効期限が延びるわけではありません。
たとえば、NTSの有効期限が6月30日までなら、予約変更後の試験日も6月30日以前でなければなりません。
また、予約をキャンセルしてもNTSの期限は変わりません。
NTS期限内に再予約して受験しなければ、NTSは失効します。
⚠️ 予約変更・キャンセル時の注意点
- 予約変更しても、NTSの有効期限は延びません。
- 変更後の試験日も、NTS期限内である必要があります。
- 24時間前を切ると、予約変更はできません。
- 直前変更は手数料が重くなるため、予定が変わりそうなら早めに対応しましょう。
日本会場で受験する場合の注意点
日本でUSCPA試験を受ける場合、以下の点に注意しましょう。
注意点1:国際手数料はNTS取得後に別途支払う
日本受験には国際手数料が必要です。
これはNTS取得時の費用とは別です。
費用の総額については、以下の記事で詳しく解説しています。
▼USCPAの受験費用・総額シミュレーションはこちら
注意点2:国際手数料支払い後、すぐには予約できない
国際受験登録が完了しても、Prometricで予約可能になるまで少なくとも24時間待つ必要があります。
「支払ったのに会場が出ない」と焦らず、時間をおいてから再度予約画面を確認しましょう。
注意点3:パスポートなど本人確認書類の表記を確認する
Prometric公式では、予約時の氏名と本人確認書類の情報が一致していることを確認するよう案内されています。
日本受験では、パスポート表記とNTS・予約情報の氏名が一致しているか必ず確認してください。
注意点4:試験当日はNTSを持参する
Prometric公式では、試験当日にNTSを持参しない場合、いかなる場合でも受験できないと案内されています。
NTSは印刷し、PDFでも保存しておきましょう。
🇯🇵 日本受験で特に注意すること
国際手数料が別途必要
NTS取得時の費用とは別に、国際手数料の支払いが必要です。
24時間待機が必要
国際受験登録後、Prometric予約が可能になるまで少なくとも24時間待ちます。
本人確認書類の表記
予約情報とパスポートなど本人確認書類の氏名表記を合わせましょう。
NTSを当日持参
試験当日にNTSがないと、いかなる場合でも受験できません。
Prometric予約でよくある失敗例
Prometric予約では、次のような失敗がよくあります。
失敗例1:国際手数料を払わずに日本会場を探してしまう
NTSを取得しただけでは、日本会場は予約できません。
日本会場を予約するには、国際手数料の支払いと国際受験登録が必要です。
失敗例2:NTSの科目と予約科目を間違える
NTSは科目ごとに発行されます。
FARのNTSでAUDを予約することはできません。
予約時は、NTS上のExam Section IDと科目名を必ず確認しましょう。
失敗例3:変更期限を過ぎてしまう
24時間前を過ぎると、予約変更はできません。
また、直前変更は費用負担が大きくなります。
仕事や家庭の予定が不安定な人は、早めに日程調整をしておきましょう。
失敗例4:NTS期限外の日程に変更しようとする
予約変更後の受験日も、NTSの有効期限内である必要があります。
Prometric上で予約を変更できるかだけでなく、NTS期限も必ず確認してください。
⚠️ Prometric予約でよくある失敗例
- 国際手数料を払わずに日本会場を探す:NTSだけでは日本会場は予約できません。
- NTSの科目と予約科目を間違える:科目ごとのExam Section IDを必ず確認しましょう。
- 変更期限を過ぎる:24時間前を切ると変更できません。
- NTS期限外の日程に変更しようとする:変更後もNTS期限内に受験する必要があります。
よくある質問(FAQ)
Prometric予約には何が必要ですか?
NTS、Exam Section ID、姓の最初の4文字、希望する国・会場・日時が必要です。日本受験の場合は、事前に国際手数料の支払いも必要です。
NTSを取得したらすぐ日本会場を予約できますか?
いいえ。日本は国際会場のため、NTS取得後に国際手数料を支払い、登録完了後少なくとも24時間待つ必要があります。
予約変更は無料ですか?
試験日の61日前以上であれば無料です。5〜60日前はPrometricへの手数料、2〜5日前はPrometric seat fee全額が必要です。
24時間前を過ぎても変更できますか?
できません。24時間未満になると変更不可となり、費用を失う可能性があります。
予約を変更すればNTSの期限も延びますか?
延びません。予約変更後の受験日も、必ずNTSの有効期限内である必要があります。
まとめ:Prometric予約は「NTS・国際手数料・変更期限」の3つが重要
USCPA試験を受けるには、NTS取得後にPrometricで試験会場・日時を予約する必要があります。
日本で受験する場合は、NTS取得後に国際手数料を支払い、国際受験登録完了後、少なくとも24時間待ってからPrometricで予約します。
また、予約変更・キャンセルは可能ですが、試験日に近づくほど手数料が重くなり、24時間前を切ると変更できません。
Prometric予約で失敗しないために、以下の3つを必ず確認しましょう。
- NTSの有効期限
- 国際手数料の支払い状況
- 予約変更・キャンセル期限
NTSとPrometric予約はセットで理解すると、手続きの不安がかなり減ります。
▼USCPAのNTSとは?有効期限・再申請の注意点はこちら
▼USCPA試験日程・スコアリリースはこちら
▼USCPA受験費用はこちら
参考・公式サイト
本記事で参照した公式情報
本記事は、以下の公式情報をもとに作成・更新しています。Prometricの予約・変更・キャンセル条件は変更される可能性があるため、実際に予約する前には必ず公式サイトも確認してください。