USCPA(米国公認会計士)の予備校を比べ始めると、最初に目に入るのは受講料の数字です。CPA会計学院429,000円、TAC430,000円、アビタス859,100円。この並びだけを見ると答えは決まったように見えます。
ところが、各校が公式サイトで示している実質負担額を並べ直すと景色が変わります。CPA会計学院229,000円、TAC344,000円、アビタスは33万円前後。定価では43万円あった差が、10万円台まで縮みます。そして合格までの総額で見ると、3校はどこを選んでも約78万〜142万円の帯に収まります。
この記事では、3校の公式サイトを2026年9月24日に直接確認したうえで、定価・単位取得費用・還元制度の条件・実質負担額・合格までの総額をすべて数字で並べます。あわせて、会計未経験の社会人/商学部卒/大学生/還元をフル活用する人の4パターンで総額を試算します。「結局どこが一番安いのか」に、条件込みで答えを出します。
結論
この記事の結論
- 定価が最も安いのはCPA会計学院429,000円(提携大学での単位取得17科目・51単位込み、入会金なし)。最も高いのはアビタスの社会人フルパック859,100円+入学金11,000円
- ただし合格までの総額では差が縮む。受講料以外に学歴評価・出願料・受験料4科目で約55万円が誰にでもかかるため
- 各校公式が示す実質負担額は、CPA会計学院229,000円/TAC344,000円/アビタス33万円前後。定価の43万円差は約10万円差まで縮む
- ただし還元はすべて条件付きの後払い。CPA会計学院は「3年以内の全科目合格+顔写真付き合格体験記の執筆協力」、アビタスは「2年以内の全科目合格」と「AB Career経由の転職」、TACは「修了要件+雇用保険の加入期間」を満たす必要がある
- 累計合格者数はアビタス8,256名(2026年9月5日時点)、CPA会計学院は100名突破(2026年6月末時点)。CPA会計学院のUSCPA講座は2023年12月開講で、実績の蓄積量には差がある
- 選択科目はアビタスとTACが3科目すべてに対応。CPA会計学院はISCが「提供なし」と公式に明記されている
- 結論: 費用を最優先ならCPA会計学院。転職予定が未定・不足単位が大きい・ISCも候補に残したいならアビタス。不足単位が少なく演習量を重視するならTAC
アビタスの無料説明会で、自分の必要単位数と実質負担額を確認する
結論|USCPA予備校おすすめ3校はこう選ぶ【2026年9月時点】

転職予定が未定・単位不足が大きいならアビタス

転職の予定が決まっていない、あるいは会計も英語もこれからという人には、まずアビタスが選択肢になります。
理由は3つあります。1つ目は実績の量です。累計合格者数8,256名(2026年9月5日時点)で、日本在住のUSCPA合格者の約95%を占めると公表しています。2つ目はサポート期間5年・追加費用なしという設計です。仕事の繁忙期や転勤で学習が止まっても、受講期間の残りを気にせず戻れます。3つ目は選択科目3科目(BAR・ISC・TCP)すべての学習コンテンツを提供している点です。
もうひとつ、初学者にとって現実的なリスクがあります。そもそも合格まで走り切れるかどうかです。USCPAは会計と英語という二重のハードルがあり、途中で止まる人が一定数います。アビタスの859,100円には、日本語オリジナル教材・18科目分の単位取得・5年間のサポート・出願手続きの相談・転職支援までが束ねられています。この価格は「つまずいたときに止まらないための保険料」と考えると理解しやすくなります。
費用を最優先で抑えるならCPA会計学院

費用を最優先に置くなら、答えはCPA会計学院です。ここに異論の余地はありません。
受講料429,000円に提携大学での単位取得(17科目・51単位)がすべて含まれており、単位が何単位不足していても金額は動きません。入会金もありません。そのうえで、2026年9月以降の申込分は合格お祝い金が最大200,000円に増額され、公式が示す実質負担額は229,000円です。5校舎・10ラウンジに加えて47都道府県に200以上の提携自習室があり、6時30分から22時30分まで定休日なしで使えます。
ただし条件と制約があります。合格お祝い金は入会後3年以内の全科目合格と、顔写真付きの合格体験記の執筆協力が要件です。さらに選択科目のうちISCは「提供なし」と公式に明記されており、選べるのはBARかTCPの2択になります。USCPA講座は2023年12月20日の開講で、累計合格者数は2026年6月末時点で100名突破という段階です。
不足単位が少なく演習量を重視するならTAC

TACは「単位取得が従量課金」という構造上、必要な単位が少ない人ほど有利になります。すでに商学部・経営学部で会計科目をある程度履修している人、あるいは大学在学中に単位を揃えられる人にとって、TACは3校で最も現実的な負担になり得ます。
教材はBeckerとBecker Online演習ソフトで、操作性が本試験に近い環境で演習量を積めます。必須3科目に加えて選択3科目すべてに教材・講義が用意されている点も公式に明記されています。受講有効期限は開講月から3年(36ヵ月)後の末日で、働きながらのペース配分にも耐えます。
あなたはどのタイプ?
② 費用をできるだけ抑えたい
定価429,000円で単位取得込み、合格お祝い金で実質229,000円。選択科目のうちISCは提供がない点だけ確認してください。
→ おすすめ: CPA会計学院
講座内容と料金はCPA会計学院の公式ページで確認できます。
💬 アビタスとCPA会計学院の2校まで絞れている人へ。教材の作り方、質問体制、単位取得の仕組み、還元条件の違いを2校だけで細かく突き合わせています。
USCPA予備校3校の比較早見表
比較を3校に絞る理由
USCPA予備校の比較記事を探すと、4校・5校を並べているものが見つかります。現在の日本国内で新規申込を受け付けているUSCPA講座は、この3校のほかにプロアクティブ(グアム大学日本事務局)があります。
- プロアクティブ(グアム大学日本事務局): 現在も新規募集中。eラーニングコース 受講料319,000円(税込)+入学金11,000円=330,000円、通学コース・通信コースはいずれも受講料385,000円(税込)+入学金11,000円。単位取得プログラムは1科目ごとの申込制で、単価が公式サイトに掲載されていないため、合格までの総額を3校と同じ条件で並べられません
- 資格の大原: USCPA講座の新規募集を終了しており、公式サイトにUSCPAのコース一覧ページが存在しません
そのため、受講者数・合格実績・料金情報の開示度で横並び比較が成立するアビタス・CPA会計学院・TACの3校を対象にしています。プロアクティブを含めた受講形態(録画型・ライブ配信・海外対応)の違いは、USCPA通信講座の比較記事で扱っています。
ここから、3校の全項目を数字で並べます。「サポートあり」「対象制度あり」のような曖昧な表現は使いません。
表①
早見表(11項目)
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 比較項目 | アビタス | CPA会計学院 | TAC |
|---|---|---|---|
| 定価(税込)+入学金 | 859,100円(社会人フルパック) 624,800円(学生専用パック) 入学金11,000円(初回のみ) | 429,000円 入会金0円 | 430,000円(Web通信・国内) 440,000円(Plus)/400,000円(ビデオブース) 入学金10,000円(会員番号がない場合。説明会の利用で免除券) |
| 教材 | 日本語オリジナル教材+1トピック約20分のスモールユニット方式 | 日本語オリジナルテキスト+UWorld Question Bank(20年分以上)。1講義は平均20分以内 | TACオリジナル教材+Becker Online演習ソフト(操作性が本試験に近い) |
| 単位取得の課金方式 | パック型 | 込み型 | 従量型 |
| 追加単位費用 | ライト・ミドルで足りない場合12,100円/科目(フルパックは18科目分で完結) | 0円(再受験も無料・翌月受験可) | 単位認定試験の受験料が別途必要(金額は公式非公開) |
| 受講期間 | 5年・追加費用なし(学生専用パックは3年) | 3年(入金月から36ヵ月)+継続コース2年(1科目40,000円〜) | 開講月から3年(36ヵ月)後の末日 |
| 選択科目(BAR/ISC/TCP) | 3科目すべての学習コンテンツを提供 | BAR・TCPは専任講師開発コンテンツあり。ISCは「提供なし」と公式に明記 | 選択3科目すべてに教材・講義を用意(公式明記) |
| 校舎・自習室 | 新宿本校・大阪校 | 5校舎+10ラウンジ+47都道府県に200以上の提携自習室(6:30〜22:30・定休日なし) | 全国主要都市に校舎。ビデオブースは水道橋校・八重洲校 |
| 一般教育訓練給付金 | 対象。20%・上限10万円 (割引適用時の公式案内は9万円前後) | 公式ページに対象講座としての案内なし | 対象。20%・上限10万円 (国内Web通信のみ) |
| 自社キャッシュバック | Wキャッシュバック最大35万円 (給付金 最大10万円/合格お祝い金 5万円/AB Career経由の転職で20万円) | 合格お祝い金 最大200,000円 (2026年9月以降の申込分。3年以内の全科目合格+顔写真付き合格体験記の執筆協力) | — |
| 公式が示す実質負担額 | 33万円前後(ライトパック・10月価格・還元3つすべて適用時) | 229,000円 | 344,000円(通常価格+給付金) |
| 累計合格者数 | 8,256名(2026年9月5日時点) | 100名突破(2026年6月末時点) | 公表なし |
※2026年9月24日に各校公式サイトを確認。キャッシュバックの金額・条件は時期によって変わります。
※アビタスには不足単位数に応じてライトパック(6科目分・724,900円/入学金込)・ミドルパック(9科目分・761,200円/入学金込)という中間プランもあります。不足単位が少ない方は、フルパック(870,100円)より安く抑えられます。
【最重要】料金比較|定価と「実質負担額」はまったく別物
ここがこの記事の核心です。3校の還元制度は、名前が似ているだけで中身がまったく違います。この違いを理解しないまま「実質○万円」という数字だけを比べると、判断を確実に間違えます。
定価で比べると最安はCPA会計学院、最高はアビタス社会人フルパック
まず定価を正確に並べます。ここで最も多い誤解が、アビタスの価格です。
注意
「アビタス624,800円〜」は学生専用パックの価格です
ネット上でよく引用される624,800円は、大学生・大学院生が対象の学生専用パックの価格です。社会人が比較対象にすべきなのは、18科目分の単位取得を含む社会人フルパック859,100円です。
CPA会計学院429,000円との差は、624,800円で比べれば約19万円ですが、859,100円で比べると約43万円になります。この前提を取り違えると、比較そのものが成立しません。
なお学生専用パックはサポート期間が3年(社会人パックは5年)で、単位試験チケットは19科目・53単位分が無料付与されます(社会人フルパックより1科目多い構成)。
3校の定価と入学金をまとめると次のとおりです。
表②
定価と入学金(初期費用)
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 定価(税込) | 入学金・入会金 | 初期費用の合計 | |
|---|---|---|---|
| アビタス(社会人フルパック・18科目分) | 859,100円 | 11,000円 | 870,100円 |
| アビタス(ミドルパック・9科目分) | 750,200円 | 11,000円 | 761,200円 |
| アビタス(ライトパック・6科目分) | 713,900円 | 11,000円 | 724,900円 |
| アビタス(学生専用パック) | 624,800円 | 11,000円 | 635,800円 |
| CPA会計学院(レギュラーコース・51単位込み) | 429,000円 | 0円 | 429,000円 |
| TAC 総合本科生(Web通信・国内) | 430,000円 | 10,000円 | 440,000円 |
| TAC 総合本科生Plus(Web通信・国内) | 440,000円 | 10,000円 | 450,000円 |
| TAC 総合本科生(ビデオブース・国内) | 400,000円 | 10,000円 | 410,000円 |
※アビタスの定価はいずれも入学金11,000円を含めた支払総額で示しています(パック料金の公式表示は入学金別建て)。入学金は初回申込者のみ必要です。
※TACの入学金は、0から始まるTAC会員番号を持っていない場合に必要です。講座説明会・個別相談会の利用で入会金免除券が配布されます。
※TACには海外Web通信(総合本科生590,000円/Plus 600,000円)もあります。海外コースは国内コースより約16万円高い設定です。
※各校に受験経験者向けの割引があります。TACはUSCPA学習経験者20%オフ・会計士/税理士受験経験者15%オフ、CPA会計学院は他校USCPA講座学習経験者50%オフ・簿記1級10%オフなど、アビタスは公認会計士50,000円オフ・税理士30,000円オフ・簿記1級10,000円オフなど。
定価だけの結論は明快です。最安はCPA会計学院429,000円、最高はアビタス社会人フルパック859,100円。初期費用ベースの差は441,100円です。
ただしこの数字は、単位取得費用を含んでいる校と含んでいない校が混ざった状態の比較です。CPA会計学院の429,000円には提携大学での単位取得17科目・51単位がすべて含まれていますが、TACの430,000円には単位認定試験の受験料が含まれていません。同じ条件に揃えると、この序列は動きます。
3校の還元制度は名前が似ているだけで中身が違う
USCPA予備校の費用を調べていると「リスキリング」「補助金」「給付金」「キャッシュバック」という言葉が入り混じって出てきます。これらはまったく別の制度です。3校について整理します。
表③
還元制度×3校マトリクス
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 制度 | 性質 | アビタス | CPA会計学院 | TAC |
|---|---|---|---|---|
| 厚労省 一般教育訓練給付制度 | 国の給付金。受講修了後にハローワークへ申請して支給される | 対象 受講料の20%・上限10万円 割引適用時の公式案内は9万円前後 | 公式ページに対象講座としての案内なし | 対象(国内Web通信のみ) 支払った受講料の20%・上限10万円 通常価格430,000円なら86,000円 |
| 合格お祝い金(自社還元) | 予備校が独自に行う還元。国の制度とは無関係 | 5万円 (リスキリング支援金①。入会から2年以内に全科目合格。最終科目の受験日が期限内であること) | 最大200,000円 (2026年9月以降の申込分。①入会後3年以内に全科目合格 ②科目合格ごとにスコアリリースから1ヵ月以内に報告 ③顔写真付き合格体験記の執筆協力) | — |
| 転職支援金(自社還元) | 予備校が独自に行う還元。転職後に支払われる | 20万円 (リスキリング支援金②。入会から5年以内にAB Career経由で入社し、入社6ヵ月経過後に還付。本試験の合否は不問) | — | — |
| 経産省 リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 | 国の補助事業。採択された事業者を通じて受講料負担が軽減される | 対象外 (旧制度の新規受付は2026年6月30日で終了) | 2026年9月時点の公式料金ページ・キャッシュバックページに案内なし | 対象外 |
注意
「CPA会計学院なら70%補助で実質56,000円」は現行の数字ではありません
比較サイトでいまも見かける「CPA会計学院は経産省リスキリング事業の対象で、最大70%補助、実質56,000円(または144,000円)」という記述は、2024年7月に公開されたCPA会計学院のお知らせに基づく情報です。そのお知らせに記載された受講料は396,000円で、現在の429,000円とも一致しません。
2026年9月24日時点のCPA会計学院の公式料金ページとキャッシュバックページには、経産省リスキリング事業の案内はありません。公式が示している実質負担額は、合格お祝い金(最大200,000円)を適用した後の229,000円です。
受講料の70%が国から戻ってくる前提で予算を組むと、20万円以上のずれが出ます。CPA会計学院を検討する場合は、経産省の補助が使えるかどうかを申込前に必ず直接確認してください。
注意
アビタスの「最大35万円」は、国の補助金ではありません
アビタスが訴求している「リスキリングWキャッシュバック」は、教育訓練給付金(国の制度)と、アビタス自社の合格お祝い金・キャリア支援金を合算した金額です。経済産業省の補助事業とは別物で、アビタスの旧・経産省リスキリング支援の新規受付は2026年6月30日で終了しています。
一部の比較記事には「アビタスも70%補助で実質21万円」という記述が残っていますが、これは旧制度の情報です。現在のアビタスに国の70%補助は適用されません。
アビタスのリスキリング支援の現在の内容は、アビタスのリスキリング支援は今どうなっているのかで整理しています。
教育訓練給付金は「割引を使うと減る」|アビタスの公式案内は9万円前後
一般教育訓練給付金は受講料の20%・上限10万円ですが、計算の基礎になるのは「各種割引を控除した後の受講料」です。アビタスの公式サイトは「対象となる金額(教育訓練経費)は、入学金およびUSCPAプログラム受講料のみを対象とし、各種割引額を販売価額に応じて控除した金額となります」と明記しており、受講料ページの給付金セクションには「給付予定額:9万円前後」と表示されています。割引を使わない場合は上限の10万円が支給予定額になります。
TACも同じ構造です。公式に「給付金支給額はお支払いいただいた割引受講料を基に計算されます」と明記され、通常価格430,000円なら支給額は86,000円、2026年9月30日まで実施されていた秋得キャンペーン価格390,000円では78,000円という計算でした。割引を深く使うほど給付額が減るのは、3校に共通する仕組みです。
給付金を受け取るには、雇用保険の加入期間などの受給資格と、各校の修了要件の両方を満たす必要があります。アビタスは受講生専用サイトの添削問題に合格すること(目安は教材発送日から約11ヵ月以内)、TACは修了試験の正答率60%以上かつWeb通信は答案提出率80%以上が要件です。いずれもUSCPA本試験の合否とは無関係です。対象講座と申請手順は教育訓練給付金の対象予備校と給付額で詳しく扱っています。
実質負担額を横並びにすると、3校の差は約10万円に縮む
各校が公式に示している実質負担額を、同じ表に並べ直します。定価では441,100円あった差が、還元後には約10万円差まで縮みます。
表④
実質負担額と、そこに到達するための条件
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| コース | 初期費用(定価) | 還元の合計 | 実質負担額 | 満たすべき条件 |
|---|---|---|---|---|
| アビタス ライトパック(6科目分) | 724,900円 | 34万円前後 (給付金9万円前後+お祝い金5万円+キャリア支援金20万円) | 38万円前後 | 雇用保険の受給資格+添削問題の合格/2年以内に全科目合格/5年以内にAB Career経由で転職し6ヵ月勤務 |
| アビタス 社会人フルパック(18科目分) | 870,100円 | 34万円前後 | 53万円前後 | 同上 |
| CPA会計学院 レギュラーコース(51単位込み) | 429,000円 | 200,000円 (合格お祝い金) | 229,000円 | 3年以内に全科目合格/科目合格ごとにスコアリリースから1ヵ月以内に報告/顔写真付き合格体験記の執筆協力 |
| TAC 総合本科生(Web通信・国内) | 440,000円 | 86,000円 (教育訓練給付金) | 354,000円 | 雇用保険の受給資格/修了試験の正答率60%以上/答案提出率80%以上 |
※アビタスの還元合計は、教育訓練給付金9万円前後(割引適用時の公式案内)を前提にしています。割引を使わない場合は給付金が上限10万円になり、還元合計は35万円になります。
※TACは入学金10,000円を含めた初期費用で計算しています。給付金は受講料430,000円の20%です。公式が示す実質負担額は受講料のみを基準とした344,000円です。
※学生はいずれの校でも教育訓練給付金の対象外です。アビタスの学生専用パックは、合格お祝い金が社会人の倍額(100,000円)になり、キャリア支援金20万円とあわせて最大30万円の還元になります。
この表から読み取るべきことは2つです。
1つ目は、CPA会計学院229,000円とTAC354,000円の差は125,000円、アビタスのライトパック(38万円前後)とTACの差は約3万円しかないという事実です。定価の印象ほど差はありません。
2つ目は、それぞれの実質負担額に到達する条件が、まったく別方向を向いている点です。CPA会計学院は「3年以内の全科目合格」と「顔写真付きの体験記」という合格・露出リスクを取る設計、アビタスは「2年以内の合格」と「自社エージェント経由の転職」というキャリア行動を取る設計、TACは「修了要件と雇用保険」という手続き条件のみ。自分がどの条件なら確実に満たせるかで、選ぶ校が変わります。
還元はすべて後払い|入口では全額を払う
金額の一覧表からは読み取れない論点があります。3校とも、入口では全額を支払う必要があります。
- 一般教育訓練給付金: 講座を修了してからハローワークに申請して支給。申請期限は訓練修了日の翌日から1ヵ月以内
- アビタスの合格お祝い金5万円: 全科目合格後、スコアレポートを提出して還付
- アビタスのキャリア支援金20万円: AB Career経由で入社し、入社6ヵ月経過後に還付
- CPA会計学院の合格お祝い金 最大20万円: 3年以内の全科目合格後、体験記の執筆協力を経て進呈
つまり「実質229,000円」も「最大35万円還元」も、申込時の支払額ではありません。申込時にはCPA会計学院なら429,000円、アビタス社会人フルパックなら870,100円、TACなら440,000円を用意する必要があります。
💬 ここでつまずく人が実際にいます。「実質負担額」の数字だけを見て予算を組み、いざ申込段階で初期費用の大きさに驚くパターンです。予備校選びは「実質負担額」と「入口で必要な現金」の2つで考えてください。
初期費用そのものを抑えたい場合は、分割払いや学費ローンが現実的な選択肢になります。3校とも分割払いに対応しており、アビタスの学費ローンは実質年率6.7%・1回〜60回払いで、60回払いなら月々12,200円からです。アビタスの支払い方法と金額の内訳はアビタスの費用の内訳と分割払いで単体解説しています。
2026年10月のキャンペーン価格
アビタスは2026年10月31日までの期間限定価格を出しています。TACの秋得キャンペーンは9月30日で終了し、10月1日時点で後継のキャンペーンはありません。この期間にアビタスへ申し込む場合は、表②の定価ではなく次の金額が実際の支払額になります。
2026年10月31日まで
期間限定価格(2026年10月1日確認)
- アビタス(自己投資応援キャンペーン。パック別の受講料割引、入学金込みの支払総額): ライトパック 674,900円(定価724,900円)/ミドルパック 701,200円(定価761,200円)/フルパック 800,100円(定価870,100円)。入学金11,000円は割引の対象外で、割引後の受講料はライト663,900円・ミドル690,200円・フル789,100円。10月は合格お祝い金が20万円に増額され、還元は最大50万円
- アビタス 学生専用パック: 584,800円(受講料40,000円OFF適用後。初めて申し込む方は別途入学金11,000円)。還元30万円を適用した実質負担額は284,800円
- TAC: 秋得キャンペーンは2026年9月30日で終了し、総合本科生 Web通信(国内) 430,000円/ビデオブース 400,000円/海外Web通信 590,000円の通常価格に戻っています
- CPA会計学院: 期間限定の受講料キャンペーンはなく、429,000円が通年の価格
この価格で計算すると、アビタスのライトパックの実質負担額は入学金込みで33万円前後です。10月申込は合格お祝い金の増額で還元が最大50万円になるため、全条件を満たせば18万円前後まで下がります。TACの総合本科生(Web通信・国内)は通常価格ベースで入学金込み354,000円です。キャンペーンの適用条件と期限は、申込前に必ず各校の公式サイトで確認してください。
自分はどの還元の対象になるのか。アビタスの無料説明会で条件を整理する
総額シミュレーション|合格までに実際いくらかかるか
受講料だけを比べても、実際に支払う金額はわかりません。USCPAには、予備校を変えても変わらない共通費用があり、それが総額の半分近くを占めます。
予備校以外に、誰にでも約55万円かかる
表⑤
予備校以外に必ずかかる費用
| 費目 | 金額の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 学歴評価料(評価機関) | 1.6万〜3.9万円 | FACS $100(書類単位評価)〜$200(科目単位評価)、NIES $250。選ぶ機関と出願州で変わる |
| 出願料・学歴評価申請料(州) | 約1.5万〜2.2万円 | 州により$96〜140。ワシントン$96・アラスカ$121・グアム$136 |
| 受験料(4科目) | 約50万円 | 科目ごとの受験料+日本受験の国際手数料(International Administration Fee)の合計 |
| 英文成績証明書・書類送付等 | 約3,000円 | 大学発行の厳封書類・国際郵送 |
| 合計 | 約55万円 |
※2026年9月時点、$1=157円で換算した概算です。
※再受験1回につき、追加で約12万円がかかります。受験料が総額の3分の1以上を占めるため、再受験を減らすことが最大の節約になります。
この約55万円が、どの予備校を選んでも土台としてかかる金額です。ここに受講料と単位取得費用が乗ります。USCPA全体の費用構造はUSCPA合格までにかかる費用の総額で、内訳と回収年数まで解説しています。
単位取得費用の課金方式が総額の逆転を生む
3校を比較するうえで最も見落とされている軸がこれです。単位取得の課金方式が3校でまったく違い、これが総額の逆転を生みます。
表⑥
単位取得の課金方式3タイプ
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 方式 | 予備校 | 仕組み | 有利になる人 |
|---|---|---|---|
| パック型 | アビタス | パックごとに取得できる科目数が決まる。ライト6科目分・ミドル9科目分・フル18科目分。ライト・ミドルで足りない分は12,100円/科目で追加購入。単位試験料はパック料金に含まれ、不合格時の再受験も入会から2年間は無料(受験は翌学期以降) | 必要単位数に合ったパックを選べる人。不足が少なければライトパックで抑えられる |
| 込み型 | CPA会計学院 | 429,000円に提携大学での単位取得(17科目・51単位)が全部込み。何単位取っても追加費用は0円。単位認定試験は3年間受験可能で、再受験は無料かつ翌月に受験でき、予約後のキャンセル料もなし | 不足単位が多い人ほど有利。単位が何単位必要でも金額が1円も動かない |
| 従量型 | TAC | 講座受講後、ブラッドリー大学の単位認定試験を都度受験。会計10科目30単位/ビジネス6科目18単位まで取得可。受験料が科目ごとに別途必要(金額は公式非公開) | 不足単位が少ない人ほど有利。多いほど受験料が積み上がる |
ここから逆転構造が生まれます。
- 不足単位が多い(24単位=8科目以上) → CPA会計学院・アビタスのフルパックが有利。単位が増えても金額が固定されるため
- 不足単位が少ない(6〜12単位=2〜4科目) → TAC・アビタスのライトパックが有利。必要な分だけ払えばよいため
- 不足単位がゼロ(大学で揃っている) → TAC・CPA会計学院が有利。アビタスのパックは単位取得の価値を使い切れない
注意
TACの単位認定試験の受験料は公式に公開されていません
TAC公式には「単位認定試験を受験いただくためには別途受験料が必要です」と明記されていますが、金額は公開されていません。そのためこのシミュレーションでは、TACの総額を「予備校費用+共通費用」までで算出し、単位認定試験の受験料は『+α』として別枠にしています。
不足単位が多い人ほどこの「+α」が膨らみます。ただしTACは英文成績証明書を送ると、現在の取得単位数・おすすめの出願州・ブラッドリー大学で取得すべき科目・トータルの費用を案内するサービスを講座申込前でも提供しています。TACを検討する場合は、これを使って「+α」を確定させてから比較してください。
4パターン別の総額
属性別に総額を試算します。すべて定価(通常価格)ベースで、共通費用の約55万円を加算しています。
パターンA|会計を学んでいない社会人(不足24単位=8科目想定)。最も人数が多い層です。アビタスは社会人フルパック870,100円で、24単位は18科目パックの範囲内のため追加費用0円。CPA会計学院は429,000円で単位も込み。TACは440,000円に単位認定試験8科目分の受験料が上乗せされます。
パターンB|商学部・経営学部卒(不足12単位=4科目想定)。TACの「+α」が半分になって相対的に有利さが増す一方、アビタスもフルパックではなくライトパック(724,900円)を選べるため、総額が約142万円から約127万円まで下がります。不足単位が少ない層では、3校の差が縮まります。
パターンC|大学生(在学中に大学の履修で単位を揃える)。予備校の単位取得サポートを使わない前提なので、3校の差は受講料の差そのものになります。アビタスは学生専用パック635,800円(入学金込み)、CPA会計学院429,000円、TACは440,000円で単位認定試験が不要です。ただし学部・カリキュラムによっては会計24単位を大学だけで満たせないケースもあり、その場合はパターンAまたはBに移動します。大学生の進め方は大学生のうちにUSCPAを目指す場合の進め方で解説しています。
パターンD|還元をすべて受け取れた場合(不足24単位想定)。アビタスはフルパック870,100円から34万円前後(給付金9万円前後+合格お祝い金5万円+キャリア支援金20万円)が戻って53万円前後、不足12単位でライトパックなら38万円前後。CPA会計学院は429,000円から合格お祝い金20万円が戻って229,000円。TACは440,000円から給付金86,000円が戻って354,000円です。
表⑦
総額シミュレーション(4パターン×3校)
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| アビタス | CPA会計学院 | TAC | |
|---|---|---|---|
| A. 会計未経験の社会人 (不足24単位) | 約142万円 (フルパック) | 約98万円 | 約99万円+α |
| B. 商学部・経営学部卒 (不足12単位) | 約127万円 (ライトパック) | 約98万円 | 約99万円+α |
| C. 大学生 (在学中に単位を揃える) | 約119万円 (学生専用パック) | 約98万円 | 約99万円 |
| D. 還元をすべて受け取れた場合 | 約108万円(フルパック) 約93万円(ライトパック) | 約78万円 | 約90万円+α |
【算出の前提】
- すべて2026年9月24日時点の定価(通常価格)に基づく概算です。$1=157円で換算しています。2026年10月31日までのアビタスのキャンペーン価格を使う場合は、5万〜7万円下がります
- 全パターン共通で、学歴評価料+出願料+受験料4科目+書類関連=約55万円を加算しています
- 受験料は4科目を1回で合格した場合の金額です。再受験1回につき約12万円が追加されます
- 「+α」はTACのブラッドリー大学単位認定試験の受験料です。公式非公開のため加算していません
- アビタスは不足単位数に応じてライトパック(724,900円)・ミドルパック(761,200円)・フルパック(870,100円、いずれも入学金込)を使い分けて計算しています
- パターンDは、各校の還元をすべて受け取れた場合の最大還元額です。条件は表④のとおりで、1つでも外れると金額は上がります
- 為替、出願州、評価機関の選択によって数万円単位で変動します
💬 この表で自分の行がどれか分からない人は、まず不足単位数を確定させてください。不足単位数が決まらないと、パターンAなのかBなのかが決まらず、総額も決まりません。そして不足単位数は、無料の単位診断で確定できます。
無料の単位診断で、自分の不足単位数と総額を確定させる(アビタス)
アビタス・CPA会計学院・TACを個別に比較
ここからは3校それぞれを個別に見ていきます。強みだけでなく、選ぶ前に知っておくべき点も同じ分量で書きます。
1. アビタス(Abitus)

累計合格者数の蓄積量と、単位取得から出願・転職支援までの一貫サポートが最大の特徴です。会計も英語も初学者という状態からスタートする人にとって、最も摩擦が少ない設計になっています。
表⑧
アビタスの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料(税込) | 社会人フルパック 859,100円 / ミドルパック 750,200円 / ライトパック 713,900円 / 学生専用パック 624,800円 |
| 単位取得 | フルパックは18科目分が込み。ライト・ミドルで足りない場合は12,100円/科目で追加購入。単位試験料はパック料金に含まれ、不合格時の再受験も入会から2年間は何度でも無料 |
| 受講期間 | 5年・追加費用なし(学生専用パックは3年) |
| 教材・講義 | 日本語オリジナル教材。1トピック約20分のスモールユニット方式。新宿本校・大阪校のライブ講義は追加料金なしで何度でも出席可 |
| 選択科目 | BAR・ISC・TCPすべての学習コンテンツを提供 |
| 還元 | 一般教育訓練給付金(20%・上限10万円。割引適用時の公式案内は9万円前後)+Wキャッシュバック最大35万円 |
| 支払い方法 | 銀行振込/クレジットカード/学費ローンから選択・組み合わせ可。学費ローンは実質年率6.7%・1〜60回払い、60回で月々12,200円から |
| 実績 | 累計合格者数 8,256名(2026年9月5日時点) |
アビタスの累計合格者数は8,256名(2026年9月5日時点)。日本国内のUSCPA予備校として最大規模の実績です。この数字は公式サイト上で日次更新されており、確認した日付とセットで読む必要があります。
注意
「日本在住合格者の約95%」という数字の意味
アビタスが公表している「約95%」は、合格率ではありません。「日本在住のUSCPA合格者のうち、アビタス受講生が占める割合」を指す数字です。アビタスを受講した人の95%が合格する、という意味ではありません。
予備校の実績数値は、母数の定義によって印象が大きく変わります。「合格率」と「合格者に占めるシェア」はまったく別の指標である点を押さえておくと、どの予備校の実績表示も正しく読めます。
アビタスのWキャッシュバック(最大35万円)の内訳は次のとおりです。対象は2026年8月1日以降にライト・ミドル・フルのいずれかの本講座パックを受講する人で、学生専用パックと一部の勤め先向け割引の利用者は対象外です。
- 一般教育訓練給付金: 受講料の20%・最大10万円(割引なしの場合。割引を使うと対象経費が下がり、公式の給付予定額の案内は9万円前後)。要件は受講生専用サイトの添削問題に合格することで、USCPA本試験の合否は無関係
- 合格お祝い金(リスキリング支援金①): 5万円。入会から2年以内に全科目合格し、最終科目の受験日が期限内であること
- キャリア支援金(リスキリング支援金②): 20万円。入会から5年以内にAB Career経由で入社し、入社から6ヵ月経過後に還付。本試験の合格は問わない
3つのうち最も金額が大きい20万円は、AB Career(アビタスのキャリア支援サービス)経由での転職が条件です。ここは本試験の合否を問わないため、学習が長引いた場合でも受け取れる可能性が残ります。条件の詳細はAB Careerの支援金の条件で整理しています。
アビタスを選ぶ前に知っておきたいこと
正直に書きます。アビタスには明確なデメリットがあります。
- 3校で最も高い。社会人フルパック859,100円+入学金11,000円で初期費用は870,100円。CPA会計学院との差は441,100円
- 合格お祝い金は5万円で、CPA会計学院の最大20万円より小さい。実質負担額の下げ幅で見ると、給付金とキャリア支援金を足しても3校で最も高い水準に残る
- 校舎は新宿本校と大阪校の2拠点。CPA会計学院の5校舎+10ラウンジ+47都道府県の提携自習室、TACの全国校舎網には及ばない。通学・自習室を主軸に考えるならマイナス
- 単位認定試験の再受験は翌学期以降。CSUEBは年3学期制なので、不合格になると次の機会まで待つ期間が発生する(受験自体は入会から2年間・何度でも無料)
- 日本語教材が中心であることは、裏を返せば英文の読解量に早期から慣れる機会が少ないということでもある。本試験はすべて英語であり、最終的には英文に向き合う必要がある
それでもアビタスが選ばれる理由は、この価格に「途中で止まらないための設計」が全部入っているからです。5年サポート・追加費用なし、18科目分の単位取得、選択科目3科目すべての対応、出願手続きの相談、AB Careerの転職支援、そして累計8,256名という母集団の厚み。不足単位が多く、会計も英語も初学者で、いつ転職するか決まっていない人にとって、これらは価格差を正当化し得る内容です。
アビタスの詳しい評判・気になる口コミはアビタスの評判・気になる口コミに、単位認定試験の具体的な流れはアビタスの単位認定試験の流れにまとめています。
アビタスの受講生の声
💬 合格に必要な内容がコンパクトにまとまった教材と、充実した質問サポートが決め手でアビタスを受講。
引用元: https://www.abitus.co.jp/uscpa/voice/voice593.html
💬 米国駐在のためBeckerとも比較しましたが、日本語で学べる点と、模擬試験・カウンセリングなど合格までの手厚いフォロー体制が決め手でアビタスを選択しました。
引用元: https://www.abitus.co.jp/uscpa/voice/voice633.html
2. CPA会計学院

429,000円という価格に、提携大学での単位取得(17科目・51単位)がすべて含まれている点が最大の特徴です。日本の公認会計士講座で実績を積み上げてきた予備校であり、学習インフラの整備度は3校でも突出しています。
表⑨
CPA会計学院の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料(税込) | 429,000円(レギュラーコース)。継続コースは40,000〜100,000円 |
| 単位取得 | 提携大学で17科目・51単位。追加費用なし。単位認定試験は3年間受験可能で、再受験は無料・翌月受験可・予約後のキャンセル料なし |
| 受講期間 | 3年間(受講料入金日の属する月から36ヵ月)。必要に応じて継続コース(2年間)を追加可能 |
| 教材・講義 | 日本語ベースのオリジナルテキスト+オリジナル問題集(紙教材は受講料に込み)+UWorld Question Bank(20年分以上を出題可能・模試を何度でも生成可)。1講義は平均20分以内 |
| 選択科目 | BAR・TCPは専任講師開発コンテンツを提供。ISCは「提供なし」と公式に明記 |
| 学習環境 | 5校舎+10ラウンジ+47都道府県に200以上の提携有料自習室。6:30〜22:30、年末年始を除き定休日なし |
| 還元 | 合格お祝い金 最大200,000円(2026年9月以降の申込分) → 実質負担額229,000円 |
| 実績 | 2023年12月20日開講。2026年6月末時点で累計合格者数100名突破。日本の公認会計士試験では合格者占有率66.7%(令和7年) |
費用面での強さは3校で群を抜いています。単位取得が完全に込みであるため、不足単位が24単位でも48単位でも金額は429,000円のまま動きません。入会金もなく、合格お祝い金が最大200,000円に増額された結果、公式が示す実質負担額は229,000円です。
学習環境と質問体制も強力です。5校舎+10ラウンジに加え、47都道府県に200以上の提携自習室があり、6時30分から22時30分まで定休日なしで使えます。講師が毎日常駐し、講師を指名して対面・Zoom・電話で回数無制限に質問できる体制は、3校で最も手厚い設計です。1講義が平均20分以内という構成も、働きながらの学習と相性がよいつくりです。
CPA会計学院を選ぶ前に知っておきたいこと
- 選択科目でISCを選べない。公式が「提供なし」と明記しており、選択科目はBARかTCPの2択になる
- 合格お祝い金20万円には「顔写真付きの合格体験記の執筆協力」が条件に含まれる。顔出しに抵抗がある人は、この20万円を計算に入れられない
- お祝い金は「入会後3年以内の全科目合格」が前提。受講期間3年とほぼ同じ期限であり、途中で学習が止まると失効する
- お祝い金は割引と併用すると減額される。割引率が50%以上の場合、お祝い金は20万円に割引率を乗じて算定される(例: 公認会計士試験合格者割引50%なら、受講料214,500円・お祝い金10万円・実質114,500円)
- 一般教育訓練給付制度については、公式ページに対象講座としての案内がない。給付金を前提に予算を組むことはできない
- USCPA講座は2023年12月20日の開講で、累計合格者数は2026年6月末時点で100名突破という段階。日本の公認会計士講座での実績は圧倒的だが、USCPAに限れば蓄積量はアビタスと2桁違う
CPA会計学院が最適なのは、費用を最優先に置き、選択科目をBARかTCPで確定できて、3年以内に走り切る前提を持てる人です。この条件に当てはまるなら、費用面で他の選択肢を検討する理由はほとんどありません。講座内容と料金の詳細はCPA会計学院の公式ページで確認できます。
アビタスとCPA会計学院のどちらにするかで迷っている場合は、アビタスとCPA会計学院の徹底比較で2校に絞って詳しく比較しています。
CPA会計学院の受講生の声
💬 受講料の手頃さと、日本の公認会計士スクールとしての圧倒的な実績が決め手でした。
引用元: https://cpa-net.jp/success-voices/uscpa/article/usvol-1/
3. TAC

Becker Online演習ソフトによる演習量、2科目同時学習のHybrid講義、そして全国の校舎網が強みです。資格予備校としての運営基盤が最も厚く、通学と自習の環境を重視する人に向いています。
表⑩
TACの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料(税込) | 総合本科生 430,000円(Web通信・国内) / 総合本科生Plus 440,000円 ビデオブース講座 400,000円 / 同Plus 410,000円 海外Web通信 590,000円 / 同Plus 600,000円 |
| 単位取得 | ブラッドリー大学の単位認定試験。会計10科目30単位/ビジネス6科目18単位(+ビジネス2科目6単位のオプション)。ピアソンVUE社の監督下で、自宅オンライン受験も可。受験料は別途必要(金額は公式非公開) |
| 受講有効期限 | 入学コースの開講月から3年(36ヵ月)後の末日。講義・教材は改訂対応 |
| カリキュラム | 英文会計入門講義3回(Plusのみ)/FAR/AUD/Hybrid講義(REG+TCP)。Hybrid講義活用時の標準学習期間は10ヵ月 |
| 教材 | TACオリジナル教材+Becker Online演習ソフト(操作性が本試験に近く、試験範囲の更新に合わせて随時改訂) |
| 選択科目 | 必須3科目に加え、選択3科目すべてに教材・講義を用意(公式明記)。2025年の本試験合格率はBAR 41.94%/ISC 67.79%/TCP 77.65% |
| 還元 | 一般教育訓練給付金(20%・上限10万円)。国内Web通信のみ対象 → 通常価格430,000円なら86,000円が支給 |
TACのHybrid講義(REG+TCP)は、内容が重複する必須科目REGと選択科目TCPを統合して学ぶ構成です。選択科目にTCPを選ぶ人にとっては学習効率が高い形になり、TCPの2025年本試験合格率77.65%という数字とも噛み合います。
注意
TACの受講有効期限は「3年(36ヵ月)」です
TACの受講期間を「2年」と紹介している情報を見かけますが、TAC公式の記載は「ご入学のコースの開講月から3年(36ヵ月)後の末日」です(2026年9月開講コースなら2029年8月31日まで)。CPA会計学院の3年間と同水準であり、3校の中で短いわけではありません。働きながら3年かける前提の人にとって、この期限設定は現実的です。
TACを選ぶ前に知っておきたいこと
- 単位取得が従量型。ブラッドリー大学の単位認定試験の受験料が科目ごとに別途必要で、金額は公式に公開されていない。不足単位が多いほど総額が読みにくくなる
- 使える還元は教育訓練給付金だけ。合格お祝い金や転職支援金の制度がなく、実質負担額の下げ幅は3校で最も小さい
- 給付金の対象は国内Web通信のみ。ビデオブース講座・海外コースは対象外
- 受験経験者割引など、割引制度同士は併用できない。どれか1つを選ぶことになる
- 教材の演習部分はBecker(英文)。演習量は確保できるが、会計も英語も初学者という状態では立ち上がりに時間がかかる
TACが最適なのは、不足単位が少なく、英語の演習教材に抵抗がなく、校舎や自習室を活用したい人です。特にすでに簿記や会計の学習経験があり、必要な単位が数科目分に収まる人にとっては、430,000円(給付金適用後344,000円)という価格が最も効率的に働きます。
TACのUSCPA講座のより詳しい評判はTACのUSCPA講座の評判にまとめています。
TACの受講生の声
💬 Becker Online演習ソフトを利用できるからです。非常に優秀な教材であるうえ、操作性が本試験とほぼ同じと聞いたため、Becker Online演習ソフトを使って勉強したいと思いました。
引用元: https://www.tac-school.co.jp/kouza_uscpa/uscpa_voice/gokaku_voice202083.html
料金以外で差が出る4つの論点
金額が近づくほど、決め手は料金以外に移ります。実際に差が出るのは次の4点です。
1. 選択科目(BAR・ISC・TCP)への対応
USCPA試験は2024年の制度改定(CPA Evolution)で、必須3科目(FAR・AUD・REG)+選択1科目という構成になりました。選択するのはBAR(ビジネス分析と報告)・ISC(情報システムとコントロール)・TCP(税務コンプライアンスとプランニング)の3つのうち1つです。
表⑪
選択科目×3校の対応状況
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| BAR | ISC | TCP | 公式サイトでの記載 | |
|---|---|---|---|---|
| アビタス | ○ | ○ | ○ | 選択科目3科目すべての学習コンテンツを無償提供。選択科目すべてで合格者を輩出していると公表 |
| CPA会計学院 | ○ | × | ○ | BARは財務会計・管理会計のプロ講師、TCPは日米公認会計士資格を持つ講師が開発。ISCは「提供なし」と公式に明記 |
| TAC | ○ | ○ | ○ | 「総合本科生は必須3科目はもちろん、選択3科目にも全て教材・講義をご用意しています」と明記。TCPはHybrid講義(REG+TCP)で効率学習が可能 |
※2026年9月24日に各校公式サイトを確認した結果です。○=学習コンテンツの提供が公式に明記されている / ×=提供なしと公式に明記されている
注意
CPA会計学院ではISCを選べません
CPA会計学院の公式サイトは、選択科目のうちISCについて「提供なし」と明記しています。つまりCPA会計学院を選んだ場合、選択科目はBARかTCPの2択になります。IT・システム監査の素養を活かしてISCで受験したい人にとって、この時点でCPA会計学院は選択肢から外れます。
ISCの2025年本試験合格率は67.79%で、BAR(41.94%)より25ポイント以上高い水準です。会計の暗記量が3科目で最も少なく、IT寄りの素養がある人には最短ルートになり得る科目を、価格だけで選んだ結果として捨てることになります。
3科目の内容と自分に合う科目の決め方はBAR・ISC・TCPの選び方で科目ごとに解説しています。
選択科目を決めていない状態で申し込むなら、対応範囲が広い予備校を選ぶのが安全です。学習を進めてから「REGが苦しいのでTCPは避けたい」「FARの手応えがよかったのでBARにしたい」と方針が変わることは珍しくありません。アビタスとTACは3科目すべてに教材・講義があるため、この変更に制約がありません。
2. 受講期間と、必要な学習時間の逆算
USCPAは「受講料を払えば終わる」試験ではありません。受講期間内に4科目を合格しきれるかが、費用以上に重要な変数になります。
- アビタス: 受講期間5年・追加費用なし(学生専用パックは3年)。5年間は延長料金という項目自体が存在しない。学習時間の目安は公式FAQで約1,200〜1,500時間
- CPA会計学院: 受講期間3年(受講料入金日の属する月から36ヵ月)。足りない場合は継続コース(2年間)を追加受講でき、1科目の継続なら40,000円。学習時間の目安は1,000〜1,500時間(最短500時間での合格例も掲載)
- TAC: 受講有効期限は入学コースの開講月から3年(36ヵ月)後の末日。Hybrid講義(REG+TCP)を使った場合の標準学習期間は10ヵ月
現実的な逆算をしてみます。3校の公式値のうち下限に近い1,000時間が必要だとして、
- 平日2時間+土日5時間 → 週20時間 → 50週(約1年)
- 平日1時間+土日4時間 → 週13時間 → 約77週(約1年半)
- 平日1時間+土日2時間 → 週9時間 → 約111週(約2年2ヵ月)
平日1時間+土日2時間のペースだと、3年の受講期間に対して余裕が1年もありません。1,500時間側で計算すると約3年3ヵ月かかり、CPA会計学院とTACの3年枠を超えます。繁忙期や出張、体調不良で止まる期間を織り込めば、アビタスの5年という設定が効いてくるのはこの層です。
💬 「自分は何年かかりそうか」を先に決めてください。1〜2年で走り切る自信があるなら受講期間は制約になりません。3年以上かかりそうなら、受講期間の長さは受講料の差より重要な判断材料になります。
働きながらの学習スケジュールの組み方は働きながらUSCPAの学習時間を捻出する方法で具体的に解説しています。
3. 学習環境・自習室・質問体制
自宅だけで1,000時間を積むのは、多くの人にとって現実的ではありません。自習室と質問対応の環境は、完走率に直結します。
- アビタス: 新宿本校(渋谷区代々木)・大阪校の2拠点。ライブ講義は追加料金なしで何度でも出席可。質問は電話・メール・オンラインで受け付け、個別カウンセリングと出願手続きの相談も標準サポートに含む
- CPA会計学院: 5校舎+10ラウンジ+47都道府県に200以上の提携有料自習室を6:30〜22:30・定休日なしで利用可。講師が毎日常駐し、講師を指名して対面・Zoom・電話で回数無制限に質問できる。メール質問も無制限で1週間以内に返信
- TAC: 全国主要都市に校舎(ビデオブースは水道橋校・八重洲校)。講師とのZoom質問コーナー、質問メール、受験手続サポート、受講生情報サイト
自習環境と質問体制で最も強いのはCPA会計学院です。47都道府県の提携自習室が朝6時30分から使えるという設計は、地方在住者や早朝型の人にとって大きな差になります。講師常駐で回数無制限の個別質問も、他2校にはない体制です。費用面の強さに加えてここまで揃うと、「安いから妥協する」という構図にはなりません。
TACは資格予備校としての校舎網が全国にあり、通学圏内に校舎がある人にとっては通いやすい選択肢です。アビタスは新宿本校と大阪校の2拠点で、校舎数では2校に及びません。通学を主軸に考えるなら、この点は正直にマイナスです。一方でアビタスのライブ講義は追加料金なしで何度でも出席できるため、首都圏・関西に通える人にとっては回数の制約がない環境になります。
首都圏・関西で通学を前提に検討している方は、東京・新宿で通えるUSCPA予備校と大阪で通えるUSCPA予備校で、校舎の場所と通学のしやすさを比較しています。完全な独学を検討している場合の難易度はUSCPAは独学で合格できるかで整理しています。
4. 合格実績の蓄積量と、合格後のキャリア支援
ここが3校で最も大きく開く項目です。
- アビタス: 累計合格者数8,256名(2026年9月5日時点)。日本在住のUSCPA合格者の約95%を占めると公表。合格後の支援はAB Career(会計・財務・USCPA特化の人材紹介)で、年間5,000名以上の受講生データを持つ
- CPA会計学院: USCPA講座は2023年12月20日開講で、2026年6月末時点で累計合格者数100名突破。日本の公認会計士試験では合格者占有率66.7%(令和7年)という実績を持つ。合格後の支援は会計士バックグラウンドのコンサルタント中心のキャリアサポート
- TAC: USCPAの累計合格者数は公表していない。選択科目の2025年本試験合格率(BAR 41.94%/ISC 67.79%/TCP 77.65%)を公開している点が他2校にない開示
合格者数の差は、そのまま「自分と同じ属性の合格例がどれだけ手元にあるか」の差になります。会計未経験・英語に不安あり・働きながら・単位が大きく不足、といった条件が重なるほど、母集団の厚い予備校のほうが学習設計を借りやすくなります。
一方で、CPA会計学院の数字は「USCPA講座としての歴史が2年半」という条件下のものです。日本の公認会計士講座で積み上げた講義設計・質問体制・自習室網をそのままUSCPAに転用しているため、実績の少なさをインフラの厚さで補っている構図と読めます。
USCPA取得後の転職市場の状況と、エージェントの選び方はUSCPAの転職エージェント比較で解説しています。
BAR・ISC・TCPのどれが自分に向くか、アビタスの無料説明会で相談する
申し込み前に、無料の単位診断で不足単位数を確定させる
総額シミュレーションで最も大きく動く変数は、あなたの不足単位数です。そしてこれは、大学の英文成績証明書を1枚用意すれば無料で確定できます。
この数字が出れば、パターンA〜Dのどこに自分がいるかが確定し、総額も1万円単位で見積もれます。逆にこの数字がないまま比較しても、どの予備校が安いかは最後まで決まりません。
アビタスは成績証明書のコピーを送るとカウンセラーが不足単位数を判定し、出願州まで助言する無料単位診断を提供しています。入会は不要で、成績証明書が手元になくても概算の見積もりを出してもらえます(公式表記は「最短3分でお見積り依頼」)。TACも英文成績証明書を送ると、現在の取得単位数・おすすめの出願州・ブラッドリー大学で取得すべき科目・トータルの費用を案内しており、講座申込前でも利用できます。
必要単位数の考え方そのものは自分に必要な単位数の確認方法で、出願する州による違いは出願州の選び方で解説しています。
チェックリスト
✅ 無料説明会で必ず聞くべき6つの質問
- 私の成績証明書だと、不足単位は何単位ですか?(→ 総額が確定する)
- その単位を取るのに、追加でいくらかかりますか?(→ パック型・従量型では追加費用が発生する)
- 私は給付金・お祝い金の対象になりますか? 実際にいくら戻りますか?(→ 条件を自分のケースに当てはめる)
- その還元は、いつ・どういう手順で戻ってきますか?(→ 後払い構造とキャッシュフローの確認)
- 選択科目のBAR・ISC・TCPは、それぞれ講義・教材・問題演習が用意されていますか? 学習途中で変更できますか?
- 受講期間内に終わらなかった場合、延長できますか? 費用はかかりますか?(→ 完走できなかったときの保険)
この6問への回答をメモして3校を並べれば、比較表はあなた専用のものになります。どの校も説明会・個別相談は無料で、TACは説明会の利用で入会金10,000円の免除券も配布しています。
成績証明書がなくてもOK。アビタスの無料単位診断で自分の金額を確定させる
USCPA予備校選びでよくある質問
USCPA予備校はどこがおすすめですか?
目的によって変わります。転職予定が未定で、会計も英語も初学者で、不足単位が多く、選択科目でISCも候補に残したいならアビタス(社会人フルパック859,100円、累計合格者8,256名、サポート5年)。費用を最優先に置き、選択科目をBARかTCPで確定できるならCPA会計学院(429,000円・合格お祝い金で実質229,000円)。不足単位が少なく、Beckerの演習量と全国の校舎を活かしたいならTAC(430,000円・給付金適用後344,000円)です。
USCPA予備校で一番安いのはどこですか?
定価でも実質負担額でもCPA会計学院です。定価429,000円で提携大学での単位取得(17科目・51単位)が込み、入会金もなく、不足単位が何単位あっても金額は変わりません。2026年9月以降の申込分は合格お祝い金が最大200,000円に増額され、公式が示す実質負担額は229,000円です。ただしこの229,000円には「入会後3年以内の全科目合格」「科目合格ごとにスコアリリースから1ヵ月以内の報告」「顔写真付き合格体験記の執筆協力」という3つの条件があり、条件を満たせない場合は429,000円が実際の負担額になります。
CPA会計学院の「70%補助で実質56,000円」は今も使えますか?
この数字は2024年7月に公開されたCPA会計学院のお知らせに基づく情報で、当時の受講料396,000円を前提にしたものです。2026年9月24日時点のCPA会計学院の公式料金ページとキャッシュバックページには、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の案内はありません。公式が示している実質負担額は、合格お祝い金(最大200,000円)を適用した後の229,000円です。経産省の補助を前提に予算を組むと20万円以上のずれが出るため、申込前に必ず直接確認してください。
USCPA合格までの総額はいくらですか?
約78万〜142万円です(2026年9月時点、$1=157円換算)。内訳は予備校の受講料+単位取得費用で23〜87万円、学歴評価料1.6〜3.9万円、出願料約1.5〜2.2万円、受験料4科目で約50万円、書類関連で約3,000円。予備校を選んでも変わらない共通費用が約55万円あり、受験料が総額の3分の1以上を占めます。再受験1回につき約12万円がかかるため、再受験を減らすことが最大の節約になります。
アビタスとCPA会計学院はどちらがいいですか?
費用と学習インフラではCPA会計学院が有利です(定価429,000円・実質229,000円、47都道府県の提携自習室、講師常駐で質問無制限)。一方アビタスは、累計合格者8,256名という実績の蓄積、サポート期間5年・追加費用なし、18科目分の単位取得、選択科目3科目すべての対応、AB Careerの転職支援が強みです。3年以内に走り切れて選択科目がBARかTCPで確定しているならCPA会計学院、学習が長引く可能性があり選択科目も未定ならアビタスという整理になります。2校に絞った詳細な比較はアビタスとCPA会計学院の徹底比較にまとめています。
還元は先に受け取れるのですか?
いいえ、入口では全額を支払います。教育訓練給付金は講座を修了してからハローワークに申請、アビタスの合格お祝い金5万円は全科目合格後、キャリア支援金20万円はAB Career経由の入社から6ヵ月経過後、CPA会計学院の合格お祝い金は3年以内の全科目合格後です。申込時にはCPA会計学院なら429,000円、アビタス社会人フルパックなら870,100円、TACなら440,000円を用意する必要があります。3校とも分割払いに対応しており、アビタスの学費ローンは実質年率6.7%・1〜60回払いで、60回なら月々12,200円からです。
選択科目のBAR・ISC・TCPに対応している予備校はどこですか?
アビタスとTACが3科目すべてに対応しています。アビタスは「選択科目3科目すべての学習コンテンツを無償提供」、TACは「総合本科生は必須3科目はもちろん、選択3科目にも全て教材・講義をご用意しています」と公式に明記しています。CPA会計学院はBAR・TCPを提供する一方、ISCは「提供なし」と公式に明記しているため、選択科目はBARかTCPの2択になります(2026年9月時点)。各科目の内容と選び方はBAR・ISC・TCPの選び方で解説しています。
プロアクティブや資格の大原は今も申し込めますか?
プロアクティブ(グアム大学日本事務局)は現在も新規募集中です。eラーニングコースは受講料319,000円(税込)+入学金11,000円、通学コース・通信コースはいずれも受講料385,000円(税込)+入学金11,000円です。ただし単位取得プログラムは1科目ごとの申込制で単価が公式サイトに掲載されていないため、合格までの総額を3校と同じ条件では比べられません。資格の大原はUSCPA講座の新規募集を終了しており、公式サイトにコース一覧ページも存在しません。受講形態の違いはUSCPA通信講座の比較記事で扱っています。
社会人でも予備校の学習を続けられますか?
続けられますが、必要な学習時間から逆算してください。アビタス公式は約1,200〜1,500時間、CPA会計学院は1,000〜1,500時間という目安を示しています。仮に1,000時間なら、平日1時間+土日2時間のペースで約2年2ヵ月かかり、1,500時間なら約3年3ヵ月です。受講期間はアビタス5年(追加費用なし)、CPA会計学院3年(継続コースで2年追加可)、TAC3年(36ヵ月)なので、3年以上かかる見込みならアビタスの5年設定が効いてきます。学習時間の捻出方法は働きながらUSCPAの学習時間を捻出する方法で解説しています。
料金だけで予備校を選んでも大丈夫ですか?
おすすめしません。受講料が安く見えても、単位取得費用、選択科目の対応範囲、受講期間、還元の条件で実際の負担は変わります。特に「安いから選んだが、受けたい選択科目に対応していなかった」「お祝い金の条件に顔写真付きの体験記が含まれていた」「補助金が現行制度ではなかった」という失敗は、申込前に公式サイトと無料説明会で確認していれば防げます。判断の順序は、①不足単位数を確定させる →②選択科目の対応を確認する →③還元の条件を自分に当てはめる →④総額で比べる、の4段階です。
まとめ|迷ったときの判断基準
結論
この記事の結論(再掲)
- 定価の最安はCPA会計学院429,000円(17科目・51単位込み、入会金なし)。最高はアビタス社会人フルパック859,100円+入学金11,000円
- ただし合格までの総額は約78万〜142万円。予備校以外に約55万円が誰にでもかかる
- 公式が示す実質負担額はCPA会計学院229,000円/TAC344,000円/アビタス33万円前後。定価の441,100円差は約10万円台まで縮む
- 「CPA会計学院は経産省リスキリングで実質56,000円」は2024年7月のお知らせに基づく情報。2026年9月時点の公式料金ページ・キャッシュバックページに同事業の案内はない
- 還元はすべて条件付きの後払い。入口では全額を支払う
- 選択科目はアビタスとTACが3科目対応。CPA会計学院はISCが「提供なし」
- 累計合格者数はアビタス8,256名、CPA会計学院100名突破(USCPA講座は2023年12月開講)、TACは非公表
目的別おすすめ度ランキング
表⑫
目的別ランキング
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 目的 | 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|---|
| とにかく費用を抑えたい | CPA会計学院 | TAC | アビタス |
| 初学者で確実に完走したい | アビタス | CPA会計学院 | TAC |
| 3年以上かかりそう | アビタス | CPA会計学院 | TAC |
| ISCで受験したい | アビタス | TAC | CPA会計学院(対象外) |
| 不足単位が少ない | TAC | CPA会計学院 | アビタス |
| 不足単位が多い | CPA会計学院 | アビタス | TAC |
| 自習室・質問体制を重視したい | CPA会計学院 | TAC | アビタス |
| 合格実績の量を重視したい | アビタス | TAC | CPA会計学院 |
| 合格後の転職支援を重視したい | アビタス | CPA会計学院 | TAC |
最終的な判断はシンプルです。
費用を最優先に置けて、3年以内に走り切る前提を持てて、選択科目がBARかTCPで確定しているなら、CPA会計学院が最も合理的です。実質229,000円という金額に加え、47都道府県の提携自習室と講師常駐の質問体制まで付きます。
転職予定が未定で、会計も英語もこれからで、不足単位が多く、選択科目もまだ決めていないなら、アビタスです。累計8,256名の実績、サポート5年・追加費用なし、選択科目3科目すべての対応という3点は、学習が長引く前提の人にとって価格差を正当化し得る内容です。実質負担額で見れば、ライトパックならTACとほぼ同水準まで下がります。
不足単位が少なく、英語の演習教材に抵抗がなく、通える校舎があるなら、TACです。従量型の単位取得が最も効率よく働き、選択3科目すべてに教材・講義がある点も安心材料になります。
そしてどの予備校を選ぶ場合でも、最初にやることは同じです。英文成績証明書を用意して、無料の単位診断で自分の不足単位数を確定させること。この数字がないまま比較しても、総額は最後まで確定しません。
CPA会計学院の講座内容と料金はCPA会計学院の公式ページで確認できます。
注意
本記事の情報について
記載の受講料・給付金・キャッシュバックの条件および金額は、2026年9月24日に各校公式サイトを直接確認したものです(アビタス・TACのキャンペーン情報は2026年10月1日に再確認)。キャンペーンの受付状況や還元制度の内容は変更される場合があります。申し込み前に、必ず公式サイトまたは無料説明会で最新の条件を確認してください。総額シミュレーションは記載の前提条件に基づく概算であり、為替・出願州・評価機関の選択によって変動します。
参考にした情報源
すべて2026年9月24日時点で直接確認しています(アビタス・TACのキャンペーン情報は2026年10月1日に再確認)。
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 情報源 | URL | 確認した内容 |
|---|---|---|
| アビタス公式(受講料) | https://www.abitus.co.jp/uscpa/entry/tuition/ | 入学金11,000円/追加単位12,100円/科目/単位試験料はパック料金に含む/サポート期間5年・追加費用なし/給付予定額9万円前後/学習時間1,200〜1,500時間/選択科目3科目すべて無償提供/割引制度 |
| アビタス公式(学費ローン) | https://www.abitus.co.jp/uscpa/entry/application/loan/ | 実質年率6.7%/1〜60回払い/60回で月々12,200円から |
| アビタス公式(教育訓練給付金) | https://www.abitus.co.jp/uscpa/entry/application/benefits/ | 対象経費は入学金+受講料のみ/各種割引額を控除した金額が計算基礎/割引なしなら上限10万円 |
| アビタス公式(キャッシュバック) | https://www.abitus.co.jp/information/uscpa/general_cb.html | Wキャッシュバック最大35万円の内訳と条件/10月31日までのキャンペーン期限(2026年10月1日確認) |
| アビタス公式(学生向けページ) | https://www.abitus.co.jp/uscpa/student/merrit/ | 学生専用パック624,800円/社会人フルパック859,100円/学生パックは19科目(53単位分)の単位試験チケットを無料付与 |
| アビタス公式(トップ) | https://www.abitus.co.jp/uscpa/ | 累計合格者数8,256名(2026年9月5日時点)/日本在住合格者の約95%/新宿本校・大阪校の2拠点 |
| CPA会計学院公式(受講料) | https://cpa-net.jp/course/uscpa/guide/charge/ | レギュラーコース429,000円/継続コース40,000〜100,000円/受講期間3年/実質負担額229,000円/経産省リスキリング事業の案内なし |
| CPA会計学院公式(講座案内) | https://cpa-net.jp/course/uscpa/ | 17科目・51単位込み/入会金なし/UWorld Question Bank/ISCは提供なし/講師常駐・質問無制限/5校舎+10ラウンジ+47都道府県に200以上の提携自習室/学習時間1,000〜1,500時間/2026年6月末時点で累計合格者100名突破(2023年12月20日開講) |
| CPA会計学院公式(合格お祝い金制度) | https://cpa-net.jp/course/uscpa/info/uscpa-cashbacksystem/ | 最大200,000円(2026年9月以降の申込分。8月以前は一律100,000円)/3つの条件/割引率50%以上の場合の減額ルール/割引制度との併用可 |
| CPA会計学院公式(2024年7月のお知らせ) | https://cpa-net.jp/news/article/uscpa-info-reskilling/ | 経産省リスキリング事業への参画告知(2024年7月16日公開)/当時の受講料396,000円/実質負担額144,000円 |
| TAC公式(総合本科生) | https://www.tac-school.co.jp/kouza_uscpa/uscpa_crs_sougou.html | Web通信430,000円/Plus 440,000円/ビデオブース400,000円/秋得キャンペーンは2026年9月30日で終了(2026年10月1日確認)/入会金10,000円と免除券/受講有効期限3年(36ヵ月)/選択3科目すべてに教材・講義/標準学習期間10ヵ月/給付金86,000円・実質344,000円/2025年本試験合格率(BAR 41.94%・ISC 67.79%・TCP 77.65%) |
| TAC公式(ブラッドリー大学) | https://www.tac-school.co.jp/kouza_uscpa/uscpa_tac-bradley.html | 会計10科目30単位/ビジネス6科目18単位/単位認定試験は別途受験料が必要(金額は非公開)/英文成績証明書による単位・費用の事前案内 |
| グアム大学日本事務局(プロアクティブ)公式 | https://www.uogjp.com/ | 新規募集中/eラーニングコース受講料319,000円(税込)+入学金11,000円/通学コース・通信コース385,000円(税込)+入学金11,000円 |
| 経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」 | https://careerup.reskilling.go.jp/worker/ | 講座修了時に受講費用(税別)の1/2相当額・上限40万円、転職後1年継続就業でさらに1/5相当額・上限16万円 |
| 自社記事 | https://reskill110.com/uscpa/abitus-reskilling/ | アビタスの旧・経産省リスキリング支援は2026年6月30日で新規受付終了 |
| USCPA総費用の相場 | 公開データ(2026年9月時点、$1=157円) | 学歴評価料(FACS $100〜$200/NIES $250)/州の出願・学歴評価申請料$96〜140/受験料4科目 約50万円/再受験1回 約12万円 |
