USCPA(米国公認会計士) 基礎知識・試験制度

【2026年最新】USCPAのNTSとは?有効期限・期限切れ・再申請の注意点を完全解説

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USCPA(米国公認会計士)の出願手続きで、多くの人がつまずくのが「NTS」です。

NTSとは、Notice to Schedule の略で、簡単にいうと「この科目を受験してよい」と認められたことを示す、試験予約のための重要書類です。

NTSがないと、Prometricで試験予約ができません。

さらに、試験当日もNTSが必要です。
正しいNTSを持参できない場合、受験できず、支払った受験料を失う可能性があります。

この記事では、USCPAのNTSについて、初心者にもわかりやすく解説します。

NTSとは何か、有効期限はいつまでか、紛失した場合はどうするか、期限切れになったら再申請が必要なのか、日本受験では何に注意すべきかまで、実務目線で整理します。

✅ この記事の結論

  • NTSは、USCPA試験を予約・受験するための重要書類です。
  • NTSがないと、Prometricで予約できず、試験当日も受験できません。
  • NTSの有効期限は州によって異なりますが、一般的には約6か月です。
  • 期限切れになると、原則として延長・返金はできず、再申請と費用支払いが必要です。
  • 日本で受験する場合は、NTS取得後に国際手数料の支払いが必要です。

NTSとは?USCPA試験を予約するための「受験許可証」

NTSとは、Notice to Schedule の略です。

USCPA試験においては、対象科目の受験資格が認められ、必要な費用を支払った後に発行される書類です。

NTSが発行されると、Prometricで試験日時・試験会場を予約できるようになります。

NTSには、主に以下の情報が記載されています。

  • 受験を許可された試験科目
  • Exam Section ID
  • Launch Code
  • 受験可能期間
  • 氏名
  • Candidate ID など

特に重要なのが、Exam Section IDLaunch Code です。

Prometricで試験予約をする際や、試験当日のログイン時に使う情報なので、NTSは必ず保存しておきましょう。

📄 NTSに書かれている主な情報

① 受験科目

AUD / FAR / REG / BAR / ISC / TCP など、受験を許可された科目が記載されます。

② Section ID / Launch Code

Prometric予約や試験当日のログインで使う重要番号です。

③ 受験可能期間

いつからいつまで受験できるかが記載されます。期限切れに注意しましょう。

NTSはいつ発行される?

NTSは、出願してすぐに発行されるわけではありません。

基本的な流れは以下です。

  1. 出願州を決める
  2. 学歴評価・出願書類を提出する
  3. 受験資格の審査を受ける
  4. Exam Section Applicationを出す
  5. 受験料・申請料を支払う
  6. NTSが発行される

NASBA Candidate Guideでは、申請が処理され、受験資格ありと判断され、必要な費用を支払うと、NTSが閲覧・印刷できる状態になったことを知らせるメールが届くと説明されています。

つまり、NTSは「出願完了」ではなく、「その科目を受ける準備が整った段階」で発行される書類です。

✍️ NTS発行までの流れ

01

出願州を決める

まずは受験資格を満たしやすい州を選びます。

02

出願・学歴評価を進める

必要書類や評価機関は州によって異なります。

03

受験資格の審査

出願州またはCPAESにより、受験資格が確認されます。

04

科目申請・費用支払い

受ける科目を申請し、必要な費用を支払います。

05

NTS発行

NTSが発行され、Prometricで予約できるようになります。

NTSの有効期限は?基本は「約6か月」と考える

NTSには有効期限があります。

NTSの有効期限は州によって異なります。NASBAのFAQでも、有効期限はjurisdictionごとに異なると説明されています。

ただし、日本人がよく比較するWashington / Alaska / GuamのNASBAページでは、「次の6か月以内に受ける準備ができている科目だけ申請する」よう案内されています。

そのため実務上は、「NTSを取ったら6か月以内に受験する前提」で計画を立てるのが安全です。
最終的には、自分のNTSに記載された有効期限を必ず確認してください。

この有効期限内に、対象科目を予約し、実際に受験しなければなりません。

ここで注意したいのは、「予約すればOK」ではないという点です。

NTSの期限内に、試験予約だけでなく、実際の受験まで完了する必要があります

⚠️ NTSの有効期限で絶対に注意すること

  • NTSの有効期限内に、予約だけでなく受験まで完了する必要があります。
  • 予約をキャンセルしても、NTSの有効期限は延びません。
  • 期限切れになると、原則として延長・返金はできません。
  • 期限切れ後に同じ科目を受けるには、再申請と再度の費用支払いが必要です。

WA・AK・GUでは「6か月以内に受ける準備ができた科目だけ申請」が基本

日本人がよく比較するワシントン州、アラスカ州、グアムでは、NASBAの州ページ上で「次の6か月以内に受ける準備ができている科目だけ申請する」趣旨の案内がされています。

これは非常に重要です。

USCPAは4科目ありますが、焦って複数科目をまとめて申請すると、NTSの有効期限内に受けきれないリスクがあります。

NTSが失効すると、支払った費用は基本的に戻りません。

そのため、原則としては「学習が進んでいて、6か月以内に受けられる科目だけ申請する」のが安全です。

✅ NTSを取る前のチェックリスト

学習は6か月以内に仕上がる?

まだ教材を開いたばかりなら、NTS取得は早すぎる可能性があります。

受験月の目安は決まっている?

Core科目とDiscipline科目で受験可能時期が異なるため、日程から逆算しましょう。

仕事や家庭の繁忙期と重ならない?

直前に受験できなくなると、予約変更やNTS失効リスクがあります。

日本受験の国際手数料も見込んでいる?

日本会場で受ける場合、NTS取得後に国際手数料が別途かかります。

NTSを紛失したらどうする?CPA Portalから再印刷・保存する

NTSを紛失した場合でも、期限内であればCPA Portalから表示・印刷できるケースが一般的です。

NASBAのCPA Portalでは、NTSの表示・印刷ができると案内されています。

ただし、試験当日にPrometric会場でNTSを表示・印刷できる保証はありません。

NASBAも、試験予約時にはNTSを印刷し、保存しておくよう案内しています。

そのため、NTSが発行されたら、以下の3つを必ず行いましょう。

ポイント

  • PDFで保存する
  • 紙で印刷する
  • スマホやクラウドにもバックアップする

「当日Portalにログインすればいい」と考えるのは危険です。

✅ NTSが発行されたらすぐやること

  • PDFで保存する
  • 紙で印刷する
  • スマホやクラウドにもバックアップする
  • 氏名・受験科目・有効期限を確認する
  • 試験当日に持参するNTSを間違えないようにする

NTSの名前と身分証明書の名前が違うと受験できない

NTSで最も危険なのが、氏名の不一致です。

Candidate Guideでは、NTS上の名前と、試験当日に提示する身分証明書の名前が一致している必要があると説明されています。

一致しない場合、試験会場に入れず、その科目の受験料を失う可能性があります。

特に日本人は、以下のようなミスに注意が必要です。

要チェック

  • 姓・名の順番
  • ミドルネームの有無
  • ローマ字表記
  • パスポート表記との違い
  • 旧姓・新姓
  • スペースやハイフン

日本で受験する場合は、パスポートを使うケースが多いため、出願時の氏名表記はパスポートと必ず合わせましょう。

⚠️ 氏名不一致は受験不可のリスク

NTS上の氏名と、試験当日に提示する身分証明書の氏名は一致している必要があります。日本受験ではパスポート表記とのズレに特に注意してください。

  • 姓・名の順番
  • ローマ字表記
  • ミドルネームの有無
  • スペースやハイフン
  • 旧姓・新姓

NTSが期限切れになったら?延長・返金は原則できない

NTSが期限切れになった場合、そのNTSは使えません。

Candidate Guideでは、NTSの有効期限内に受験しなかった場合、NTSの延長や返金はできないと説明されています。

また、期限切れになったNTSの費用を、次回の受験費用に充当することもできません。

期限切れ後に同じ科目を受けたい場合は、改めて申請し、受験料や申請料を支払う必要があります。

つまり、NTSを失効させると、ほぼ「1科目分の受験料を失うと考えておくべきです。

⏰ NTSが期限切れになったら?

① 既存NTSは使えない

期限切れのNTSではPrometric予約も受験もできません。

② 延長・返金は原則不可

失効したNTSの費用を次回に充当することもできません。

③ 再申請が必要

同じ科目を受けるには、新たに申請し、必要な費用を再度支払います。

予約をキャンセルしても、NTSの有効期限は延びない

もう1つの落とし穴が、Prometric予約のキャンセル・変更です。

試験予約をキャンセルしても、NTSの有効期限は延びません。

たとえば、NTSの有効期限が6月30日までなら、予約をキャンセルしたとしても、6月30日までに別日で受験しなければなりません。

「予約を取り直せば期限も伸びる」と誤解しないようにしましょう。

予約変更・キャンセルの具体的な手数料については、別記事で詳しく解説予定です。

同じ科目のNTSを複数持つことはできない

Candidate Guideでは、同じ試験科目について、同時に複数のNTSを持つことはできないと説明されています。

つまり、FARのNTSを持っている状態で、さらにFARの新しいNTSを発行することはできません。

同じ科目を再申請できるのは、基本的に以下のいずれかの後です。

  • その科目のスコアが出た後
  • 既存のNTSが期限切れになった後

そのため、「今のNTSが失効しそうだから、先に新しいNTSを取っておく」ということはできません。

日本受験では「NTS取得後」に国際手数料の支払いが必要

日本でUSCPAを受験する場合、NTSを取得しただけではPrometricで日本会場を予約できません。

日本は国際会場にあたるため、NTS取得後にInternational Administration Fee(国際手数料)を支払う必要があります。

Prometric公式では、国際会場で受験する場合、NTS取得後に国際手数料を支払い、国際受験登録完了後、少なくとも24時間待ってから予約すると説明されています。

つまり、日本受験の流れは以下です。

  1. NTSを取得する
  2. 国際手数料を支払う
  3. 少なくとも24時間待つ
  4. Prometricで日本会場を予約する

この流れを知らないと、「NTSを取ったのに日本会場が表示されない」と焦ることになります。

🌏 日本受験はNTS取得後にもう1ステップ必要

01

NTS取得

対象科目のNTSを取得します。

02

国際手数料を支払う

日本会場で受験するには、国際手数料の支払いが必要です。

03

少なくとも24時間待つ

国際受験登録完了後、Prometricで予約可能になるまで時間がかかります。

04

Prometricで日本会場を予約

東京・大阪などの会場から希望日時を選びます。

NTS取得後にやるべきこと

NTSが発行されたら、すぐに次の作業を行いましょう。

1つ目は、NTSの情報確認です。

氏名、受験科目、Candidate ID、Section ID、有効期限を確認します。

2つ目は、NTSの保存です。

PDF保存、印刷、クラウド保存までしておくと安心です。

3つ目は、受験スケジュールの確定です。

NTSの期限内に受験できるよう、早めにPrometricで空き状況を確認します。

4つ目は、日本受験の場合の国際手数料支払いです。

国際会場で受験する場合は、NTS取得後に国際手数料を支払わないと、日本会場を予約できません。

✅ NTS取得後チェックリスト

NTS情報を確認

氏名、科目、Section ID、Launch Code、有効期限を確認します。

PDF保存・印刷

試験当日に備えて、紙とデータの両方で保存しておきます。

受験日を決める

NTS期限内に受験できる日程をPrometricで確認します。

日本受験なら国際手数料

国際手数料を支払わないと、日本会場が予約できません。

NTSでよくある失敗例

NTSまわりでは、次のような失敗がよくあります。

失敗例1:早く申請しすぎて期限切れになる

勉強が十分に進んでいないのにNTSを取ってしまい、期限内に受験できず失効するケースです。

これは最も避けたい失敗です。

受験料・申請料・国際手数料が無駄になる可能性があります。

失敗例2:NTSの氏名とパスポート表記が違う

日本受験ではパスポートを使うことが多いため、ローマ字表記の違いには注意が必要です。

NTS発行後に誤りに気づいたら、すぐにBoardまたはCPAESへ連絡しましょう。

失敗例3:NTSを印刷せずに試験会場へ行く

Prometric公式では、試験当日にNTSを持参する必要があると明記されています。

NTSなしでは、いかなる場合でも受験できないと案内されています。

失敗例4:予約キャンセルでNTS期限も延びると思ってしまう

予約をキャンセルしても、NTSの有効期限は変わりません。

NTSの期限内に受験できなければ失効します。

⚠️ NTSでよくある失敗例

  • 早く申請しすぎる:勉強が間に合わず、NTSが期限切れになる
  • 氏名表記を間違える:パスポートとNTSの名前が一致しない
  • NTSを印刷しない:試験当日に持参できず受験不可になる
  • 予約キャンセルで期限が延びると勘違いする:NTSの期限は変わらない

よくある質問(FAQ)

NTSとは何ですか?

NTSはNotice to Scheduleの略で、USCPA試験をPrometricで予約・受験するために必要な受験許可証のような書類です。

NTSの有効期限は何か月ですか?

州によって異なりますが、Candidate Guideでは一般的に6か月と説明されています。必ず自分のNTSに記載された期限を確認してください。

NTSを紛失したら再発行できますか?

期限内であれば、CPA Portalから再表示・再印刷できるケースが一般的です。発行されたらPDF保存と印刷をしておきましょう。

NTSが期限切れになったらどうなりますか?

期限切れになると、そのNTSは使えません。原則として延長・返金はできず、同じ科目を受けるには再申請と再度の費用支払いが必要です。

予約をキャンセルすればNTSの期限は延びますか?

延びません。Prometric予約を変更・キャンセルしても、NTSの有効期限は変わりません。

日本で受験する場合、NTSだけで予約できますか?

いいえ。日本は国際会場のため、NTS取得後に国際手数料を支払う必要があります。登録完了後、少なくとも24時間待ってからPrometricで予約します。

まとめ:NTSは「取るタイミング」が最重要

NTSは、USCPA試験を予約・受験するために必要な重要書類です。

NTSがないとPrometricで予約できず、試験当日もNTSがないと受験できません。

特に重要なのは、有効期限です。

NTSは一般的に約6か月の有効期限があり、期限内に予約だけでなく受験まで完了する必要があります。

失効すると、原則として延長・返金はできず、再度申請と費用支払いが必要になります。

だからこそ、NTSは「早く取ればよい」ものではありません。

6か月以内に受験できる見込みが立ってから、対象科目だけ申請するのが安全です。

参考・公式サイト

本記事で参照した公式情報

本記事は、以下の公式情報をもとに作成・更新しています。NTSの有効期限や手続きは州・時期によって変わる可能性があるため、出願前には必ず公式サイトも確認してください。

NASBA:CPA Exam Candidate Guide

NTSの発行、有効期限、失効時の扱い、試験当日の持参物などを確認した公式ガイドです。

公式ページを見る

NASBA:CPA Portal

NTSの表示・印刷、スコア通知、国際手数料支払いなどを確認した公式ページです。

公式ページを見る

Prometric:CPA Exam

Prometricでの予約、国際会場予約、試験当日のNTS持参ルールを確認した公式ページです。

公式ページを見る

NASBA:International Administration

日本など国際会場で受験する場合の国際手数料や手続きを確認する公式ページです。

公式ページを見る

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